Grow!は3月14日、CAMP FIREが3月後半に公開へーー次の注目は集まるクリエイティブだ

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2011年はパトロンがキーワードーー3月4日、注目があつまるソーシャル資金調達の2サービスがお披露目のパーティーを実施した。Startup DatingのLTにも参加してくれた2社はそれぞれ公開の日程をGrow!が3月14日、CAMPFIREが3月22日頃(予定)と発表。サービスの内容やそもそものビジネスモデル等についてはこの記事を参考にしてほしい。

さて、私もこのサービスについてどう思うか、ちらほら聞かれることがあるのだが、全てにおいて重要なポイントはどのような案件が集まってくるか、ということにかかってるのではないだろうか。Grow!は若干サービスのスタイルが違うが、それでもどのようなサイトに貼られるかで彼らの考えるパトロンプラットフォームの質が決まることになる。

Kickstarterの話題で注目されるDiasporaサンダンス映画祭に出展したThe woods、最近ではデトロイトのロボコップのようなセンセーショナルなクリエイティブなど集まる案件が楽しげであればあるほどプラットフォームの価値が上昇する。逆にいえばそれが集まらなければ投資をしようというユーザーも集まらない。卵が先か鶏が先かという話でいえば、やはり「魅力的な案件」が先、ということになるのだろう。

そういう視点で2サービスを眺めると興味深いことに気がつく。そう、このお披露目パーティーに集まっていた面々のことだ。会場は暗くて正直サービスの詳細紹介等はさっぱり聞き取れなかった(ごめん!)が、振り返って見渡すといわゆるネットの有名人の顔が沢山。リアルに資金調達の話題をしている方々もちらほら。このパーティーそのものの雰囲気がサービスを表現していたように思う。

システムやビジネスモデルに大きく変化が付けられるものでないだけに、こういったリアルでの関係性やクリエイティビティという点で差別化がはかられていくのだと想像する。いずれにしても国内での立ち上げは最初の例だけに公開後の反応が楽しみだ。

3月後半に公開予定のCAMP FIRE。ロゴが一新されてサイトデザインも公開された

Grow!は3月14日公開。greenzなど設置メディアも増えているそうだ。

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