今、日本人一人一人の行動が試されているーCAMPFIREで元気玉プロジェクトが始動

Takeshi Hirano by Takeshi Hirano on 2011.6.26

震災から3カ月経過した日本。東京や被災地以外で過ごす私たちはすっかり日常を取り戻したように思う。もちろん、原発をはじめもう3.11以前に戻れないこともあるけれど、それぞれがそれぞれなりに自分を取り戻しているのではないだろうか。

一方でなにも終わっていない、始まってすらいない人たちもいる。

そんななか、先日CAMIPFIRE「元気玉プロジェクト」が始まった。ソーシャルの力で資金を集めるCAMPFIREの仕組みを活用したこのプロジェクト、最初にテーマとして取り上げたのは「被災地域の再生」だ。※CAMPFIREについては以前書いたこの記事を参照ください。

元気玉ー。ある年代ならよくわかるだろう。そう。ドラゴンボールで孫悟空がつかったあの必殺技だ。プロジェクトを主宰するリバースプロジェクト代表の伊勢谷友介氏はこの名称を使うため、鳥山明氏に手紙を送り「いいことのためになるなら」と正式な許可を貰っているそう。

6月22日から始まった元気玉プロジェクトには2件のプロジェクトが登録されている。この原稿を書いている24日現在、約50人の人々がなんらかの支援を登録している。2日で30%ほどの達成率であれば、プロジェクトは無事開始されるだろう。

CAMPFIREの立ち上げさなかに震災が起こったことはもちろん偶然だ。しかしこの仕組みを活用できるかどうか、ハンディキャップを背負ってなお歩き出そうとする人々の背中を押せるかどうか、これは一人の日本人として試されているように思う。

私は個人的にこのCAMPFIREという仕組みが好きだ。最愛の開発者と出会った起業家は強い。彼らの作るスタートアップは輝きを持っているし、人々に勇気を与えてくれる。同じように、CAMPFIREも人の出会いを作ってくれる。沢山の人々の力を集結して生まれるプロジェクトはどこかのエラい人が作ったプロジェクトとは違う輝きを持ってくれると信じたい。

Startup DatingではこれからもCAMPFIREの火にあつまるプロジェクトに焦点をあて、注意深く追いかけていきたいと思う。

6月24日現在のプロジェクト状況

※下記「元気玉プロジェクト」で掲載されているプロジェクト。リリースより抜粋。

■元気玉プロジェクトへの掲載プロジェクト
・~みんなの力で~ 東北元気玉弁当プロジェクト
目標額:585,000円
主なリターン:元気玉弁当の包み紙へのクレジット

・避難所や仮設住宅にみんなが集まれる場所を「ちゃぶだいプロジェクト」
目標額:379,000円
主なリターン:完成したちゃぶ台を1つ

■元気玉プロジェクト掲載予定プロジェクト
・ぐるぐる応援団プロジェクト 石巻市雄勝町地域コミュニティバス[雄勝ゴー!!]オーナー募集
目標額:約350,000円(予定)
主なリターン:2011年夏でのWebでのオーナー公開

・HOOK the Hammock PROJECT -for our next generation- (避難所・仮設住宅をハンモック設置)
目標額:約250,000円(予定)
主なリターン:ミニハンモック/チェアーハンモック等

その他にも、宮城県の被災地の方が千葉県柏市のお祭りに出店するプロジェクト、津波で甚大な被害にあった宮城県内のテニス部の備品支援(テニスコートネット・テニスボール一式)等を予定しています。

 

Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現THE BRIDGE)を共同創業。1977年生。(株)THE BRIDGE代表取締役

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