クラウドファンディングが生み出すガジェットの未来

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先日注目のサービスが公開になった。ソーシャルパトロンプラットフォームの「CAMPFIRE」だ。StartupDatingでもイベントに参加いただくなど、日本のクラウドファンディングというあらたな試みとして注目している。私もこちらこちらでいくつか書かせていただいた。

関連して今日、ふとツイッターでこんなツイートを目にした。クロノスファンドやEastVenturesなどを主宰する松山太河氏のツイートだ。CAMPFIREにも支援者として参加されている。

なるほど。確かにクラウドファンディング系でよく目にするプロジェクトにガジェット系のものがある。デザインテクノロジーのカテゴリをみればそれらしきプロジェクトが多いことに気がつくはずだ。結果的にも例えばiPod nanoを時計にしようというプロジェクトは大きな話題と共に強烈な資金を調達している。

もちろんそういう「青天井」も夢のひとつになるだろうが、より納得がいったのは「製造最小ロットが確定する」ということだろう。私が好きなプロジェクトにiKeyboardというものがある。$4,000目標に対して$20,000以上を集めたこのプロジェクトはiPadのスクリーンキーボードを打ちやすくするカバーを作るというものだ。

実はこれスゴく欲しい。しかしどう考えてもニッチな商品だ。こういった「その先をいく」ガジェット製造は事業化そのものが危険だ。こういうユーザーニーズが本当にあるか分からない、もしかしたら自分だけかもしれない場合に「理解してくれる人を探してから」作るというのは大変合理的な判断だ。

CerevoSassorのようなガジェット系スタートアップがCAMPFIREを活用したら…ちょっとわくわくする世界がうまれるかも…いやぜひ来てほしいね。

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