2011.7.14

豆腐のように世界に愛されるスタートアップを作ろう ─ The Tofu Project がいよいよ始動

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私は豆腐が好きだ。日本食が市民権を得てくれたこともあり、世界のあらゆる場所で豆腐が手に入る(そして、時々、日本のスーパーの豆腐より美味しかったりする)。中華圏や朝鮮にも豆腐は存在するけれど、世界では dahfu や dupu より、圧倒的に日本語の tofu の綴りの方が通りがいい。

そんな豆腐に続けと言わんばかりに、The Tofu Project が今年から始動することになった。豆腐のように世界で認知され、人気のある日本のモノ、サービスを生み出すムーブメントを作り出すのがコンセプトだ。プロジェクトを率いるのは、サンフランシスコやシリコンバレーをベースに、日本のテックカルチャーを紹介し続けるジャーナリスト、片山理沙女史(Lisa Katayama)と写真家・齋藤智之氏だ。Lisaは、自身のブログ「Tokyo Mango」や米国のサイバーカルチャーブログ「Boing Boing」で健筆を振るうほか、Web2.0Expo など数多くのカンファレンスに参加していることでも有名だ。


 

まもなく、本プロジェクトのスポンサーとなるミクシィが、特設ウェブサイト上でコンテスト参加者を募集(7月中旬の予定だが、本稿執筆時点で未開設)。参加者として選抜される10名は、8月上旬に発表される。この選考プロセスには、スタートアップ・デイティングの Hiro Maeda も参画するとのことだ(Hiro は現在、マルチリンガルで才色兼備な女性アシスタントを絶賛募集中らしい。また、いいアシスタントを紹介したからといって、選考に手心を加えてくれることはないらしい。)

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A CC-licensed image Source: Flickr

選抜された10名は、10月下旬の1週間にサンフランシスコ/シリコンバレーに招かれ、現地企業の訪問、アクティビティ、セッション参加、メンタリングなど、シリコンバレーを圧縮体験できる。プログラム中、アドバイスやメンタリングには、MITメディアラボの伊藤穣一 (Joi Ito) 氏、TEDのフィルムディレクター Jason Wishnow 氏、500Startups の Dave McClure 氏、マイクロファイナンスプラットフォーム Kiva の Premal Shah 氏 らが協力する。

先日紹介した、SF New Japan Night や サンブリッジの Jannovation Week に続き、「シリコンバレー式」を日本のスタートアップが体験できる機会が目白押しだ。それぞれのプロジェクトはコンセプトが微妙に異なるけれど、選択肢が広がることは日本のスタートアップ・コミュニティにとってプラスに働くだろう。こういう地道な活動の積み重ねによって、何年かしてフタをあけてみたら、「世界で愛されている Web サービスは、決まって Made in Japan」みたいな日が来るかもしれない。

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Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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