韓国のAR(拡張現実)提供モバイルバス社が新作「3キングダムズ」を公開

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

数か月前、北京ではAR(拡張現実)カンファレンスがいくつか開かれた。一方韓国のソウルで私は最近、ここで会ったそれらの会社の一つ、モバイルバスを訪問した。

2006年に設立されたモバイルバスは、3Dゲーム開発スタジオとして2人でスタート、今ではマーカーベースの拡張現実(AR)モバイルゲーム-その第一弾が3キングダムズなのだが-の構築に力を入れており、韓国と中国に60人以上のスタッフを抱えている。

概要はこうだ。カメラとともにアプリを起動し、紙切れに描かれたバーコードもしくは四角模様にフォーカスを合わせる。するとまるで魔法のように、小さな3Dキャラクターがテーブルの上に立っているかのように画面に出現する。

モバイルバスはジョン・リーによる創業。リーは元々フィンランドのFathermmer社という、3Dモバイルゲーム技術の開発とゲーム配給を事業とする会社で働いていた。のちにFahtammer社を去ったが、彼は自社技術で同社と協力を続けているそうだ。

モバイルバスはまた、韓国でARアプリとツールのライセンサーであり、ビジネス向け開発事業者でもあるArtolworks社への主要なディストリビューターも務めている。

通常のアプリケーションと同様、ユーザーはゲームを自分の携帯電話にダウンロードできる。韓国では、SKテレコムのアプリストアからゲームをダウンロードでき、その後メールで印刷可能なマーカーが送られてくる。中国では、モバイルバスは販売されているサムスンの全ての携帯電話でゲームがプリインストールされている。

ジョンはARが主流となるために必要な挑戦の一つとして、クロスプラットフォームの一貫性、特にアンドロイドのカメラ品質のようにあまりに多い違いに一貫性をはかることだと語る。「ARを前進させるにはこの問題を解決する必要がある」。

強力な製造技術を持つサムスンのような会社のおかげで、韓国はよく知られるようになった。アンドロイドはiPhoneの300万台に対して650万台と優勢になりつつある。これはARのスタンダードが成長著しいアンドロイドマーケットで開花するように開発されるべきだということを意味している。

もうひとつの主なチャレンジは、人々のARの認知度だ。ジョンは、キャリアと機器メーカーがモバイルARのユーザー理解を促進するよう、マーケティングと技術的努力をしなければならないと考えている。

3キングダムズは約1か月で公式リリースされる予定で、同社は来年新たにターゲットユーザーが10~25歳の2ゲームを発表する計画だ。

【via Technode】 @technodechina

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