Quora風のロケーションベースサービス「Drumo」

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【原文】

新規参入のプラットフォーム Drumo は、ユーザーと数々の小規模な事業をつなげ、現在ユーザーのいる場所で何が流行っていて、何が起こっているのかを探索することができるプラットフォームだ。これは、Twitter のトレンド・プラットフォームではない。むしろ、Drumo はユーザーが自分のいるエリアについてより知るために、どんどん質問を勧めてくる(以下動画参照)。

ちょっと考えてみよう。通常我々はウェブ上で情報を探す。Google、Bing、そして Yahoo はアルゴリズムにより、適切な検索結果を提供してくれる。でもそれらの結果は果たして最適と言えるのだろうか。時に最適とは言えない結果を得ることもある。だからここ最近、Q&Aプラットフォームである Quora が伸びてきているのだろう。的確な人物が、的確な質問に答えてくれることで、我々はよりよく物事の本質を知ることができる。

もしあなたが、シンガポール国内で、ロックバンドがパフォーマンスをしている人気のパブで、えぇと…ホットなウェイトレスがいるところを検索したければ、そのエリアに降り立ったばかりの観光客よりも、そのエリアに30年以上滞在している現地の人の方が、より良いおすすめ情報を教えてくれることができるはずだ。

また、Drumo はそのプラットフォームをゲーム化し、質問をするか回答をする毎に得点を得られるようになっている。ユーザの人気の度合いを示す以外に、これらの得点は商品交換に使うこともできる。

Drumo の代表Victoria Ngは、Drumo はアジア太平洋地域で初めてリリースされるQ&Aプラットフォームだと説明した。もちろん、中国の Baidu Zhidao(百度知道)Zhihu(知乎)など、その他のアジアを基盤としたQ&Aプラットフォームは存在するが、この Drumo のようなプラットフォームはまだ存在していない。彼女は自信をもってこう述べた。

このようなサービス(Drumoを含む)は、例えば Yellow PagesTrueLocal(豪)、Yelp、そしてGoogleさえも含む旧式の検索ツールに大きく取って代わるものだ。なぜなら、これらのサービスは信頼できるレビューの数々とソース、リアルな意見、そして実在する人々とのコミュニケーションが基盤になっているからだ。

Drumo は、Pepsi、MTV、Warner Music、そして Disney などのブランドを管理したことのある、オーストラリア拠点のデジタルエージェントの Design Royale によって設立・運営されている。実はこのデジタルエージェントがウェブの世界に参入したのは今回が初めてではない。以前、このエージェントは、Royale/CMS や Royale/Live といったその他のインターネット製品を開発している。Royale/CMSは広告業者用のコンテンツ管理システムで、Royale/Live はソーシャルメディアフィード収集システムだ。

Drumo は現在準備中になっているが、こちらから登録することで、招待リストに追加される。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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