Sina(新浪)が始めたソーシャルテレビ&個人放送サービス「Kandian(看点)」

SHARE:

【原文】

Kandian(看点) は、Sina(新浪) が発表した新しいソーシャルテレビサービスで、先週末(10月上旬)に開始された。本質的に、これは、マルチメディア・ビューイングと体験をシェアするサービスと言え、Sina の Weibo(微博) プラットフォームと密接に連携している。ユーザは、米国のサイト Justin.tv と同じように、コンテンツのアップロードやライブストリーミングを行うことができ、友達とシェアしたり、コンテンツについて語り合ったりすることができる。サイト上では、UGC(ユーザー生成コンテンツ)に加え、通常のテレビ放送の無料ストリーミングも利用できるようになっている。現時点ではまだプライベートベータ版だ。

Kandian.com の ユーザーインターフェイス・デザインは、シンプルかつクリーンなもので、ナビゲーション・バーには、チャンネル、サラウンディング、そしてライブの3つのタブがある。

チャンネル(上図参照)とは、パーソナルチャンネルを指し、ユーザーは特定のチャンネルに加入するとそれらをお気に入り番組として設定することができる。更に、Kandian では、ユーザ独自のアルバムを作成することができ、友達とそれらのアルバムをシェアすることができる。

サラウンディング(上図参照)は、チャンネル上で自分が気に入る番組を見つけ出せない時にぴったりのタブだ。このタブは、ユーザのタイムライン/ストリームのようなもので、友達が見たり、読んだり、聴いたりしたものがリスト表示される。ユーザは、その中から自分の気に入ったものを選んで視聴することができ、またそれらを基にパーソナルプログラムリストを作成することができる。

ライブページ(上図参照)には、Sina のライブチャンネルと中国の衛星テレビチャンネルの数々が含まれている。Kandian で一番素晴らしいのは、ユーザが視聴済の番組を組み合わせて編集し、新しい番組を作成することができるという点だ。

これは Sina が作った素晴らしいプロダクトと言え、同社の Weibo をさらに拡張する効果をもたらしている。ここ数ヶ月間で、Sina はソーシャルゲームとバーチャル通貨など、多数の機能を追加している。Sina Weibo(新浪微博)は、これらの機能が加わったことで、ただ単に Twitter のようなサイトになってしまうのではなく、本格的なソーシャルネットワークへと成長を遂げた。

[画像出自: TechWeb]

【via Penn Olson】 @pennolson


著者紹介:フー・シェン

モバイルとウェブアプリに関心の高い中国人大学生。テックの最新情報を追うのが好き。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する