中国で、垂直統合ビジネスでB2Cサービスを行う、オンラインお茶販売の Maimaicha.com(買買茶)は、国内の4つのベンチャーキャピタルから1億人民元(約12億円)のシリーズA資金を調達したと発表した。
山東省に本拠を置く買買茶は、調達した資金をウェブサイトや倉庫の増築、商流のより上位に加わるために用いるとしている。CEOのMa Yufeng氏によると、同社は新たに本拠地の済南市(山東省)に倉庫を建て、北京にも新倉庫を建設中だ。
2010年10月に設立されたMaimaicha.comは、親会社が自前で茶園と工場を所有している強みを生かし、オンラインでお茶を販売している。現在、同社のホームページには毎日40万人が訪れ、5千件の注文が来る。
中国のオンライン・マーケットプレースは、利益の多い市場をめぐりTencent (騰訊)、Shanda(盛大網絡)、その他ネット大手がしのぎを削っており、例えば Shanda は Pinju.com(品衆)、Tencent は QQ Wanggou(QQ網購)を展開している。ニッチな市場を狙った垂直統合ビジネスは一般的なB2Cサイトに比べて独自の強みがある。
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