シンガポールの起業家たちへ、アジアを見よ、世界の人と出会おう

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

シンガポールは小さな国だ。起業家としてはこの小さな島国を出て人と出会う努力をしなければ、物の考え方がやや限られてしまうこともありうる。

日本の福岡で先週末におこなわれたテックイベント(訳注:11月11日から13日までの間開催された明星和楽)で、私は幸いにもシンガポールのスタートアップ企業2社と出会った。この2社は、シンガポールを飛び出して日本の専門家やメディア関係者、投資家などのグループに自社の企業を紹介する機会をつかんだ。

Innova Technologies社のRick Tan氏は「紛失防止」機器を開発しており、Sageby社のGeorge Chen氏とBryan Chia氏はユーザーが暇な時間にお金を稼げるアプリを開発している。新規ベンチャーの両社の起業家は素晴らしい目標を掲げているが、まだプロダクトが完成してないので詳細を調べていない。しかしうまくいけばすぐにでも調査対象になるだろう。

この両社の起業家は、ご存じの方もいるかもしれないが、私が最近卒業したシンガポールマネージメント大学 (SMU)の出身である。実際SMUは同校出身の起業家に全ての費用持ちでイベント参加の招待状をメールで送っている。残念ながら、空きは2枠しかなかった。何人かの友人は、仕事のためになぜ週末まで福岡で過ごさねばならないのかと尋ねてきた。(確かに、私も3週末連続でシンガポールに戻ってないのだ。) 私にとっては世界中の起業家や投資家に会うことは、それだけの価値がある経験だと思っているのだが。

ブログに掲載するような話題や、確度の高い事業提携話があるかどうかにかかわらず、海外への出張ではいつでも自分の考えを研鑽することができると同時に、シンガポール国外で何が起きているかを知ることができる。ほかに良い言葉が見つからないが、海外出張は私の考えを「グローバル」にしてくれる。それが起業家としても従業員としても、今後も長く私にとって役立つものになることを願っている。

それで、Rick、George、 Bryan は今回の福岡でのイベントについてどう思ったのだろうか? 彼らが大勢の外国人の前で自分達のスタートアップをプレゼンしたのは初めてのことで、今回のイベントは確かに意義があったと語っている。彼らのビジネスアイデアに関するフィードバック、メディアの関心、彼らが日本で築いた新しいコネクションは本当に貴重なものだ。

シンガポール国立大学(NUS)も、同大学の学生がより国際的な考え方ができようように素晴らしい取組みをおこなっている。北京にいるNUSの友人の中には、中国の素晴らしいスタートアップでインターシップをしている人がいる。(Van、Den、Jason、元気?)

彼らは皆たくさんのことを学んでいて、1年間の留学やインターシップで世界最大のマーケットについて多くのことを理解することができたと言っている。私がNUSのこのプログラムを知っていたら、SMU ではなくて NUS に入学していたと思う。

同胞のシンガポール人がアジアを模索しているのはいい兆しだ。シリコンバレーの偉大さに驚く一方で、このようなイベントがアジアで行なわれることは、アジアの将来が有望であることやシンガポールもその役割を担えるかもしれない素晴らしい暗示である。

【via Penn Olson】 @pennolson

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