今年3月にソーシャルコマースをインドネシアに導入するためにスタートしたMultiplyは、インドネシア国内への送料を無料とした。この送料無料サービスのプロモーションは地元の配送業者、JNEの支援によるものである。
しかしながらこの送料無料にはいくつかの条件があり、「今すぐ購入する(インドネシア語で ‘Beli Sekarang’ )」を選択した商品かつMultiply の支払システムを利用した場合のみ適用される。最小取引額は100,000インドネシアルピア(11ドル)となり、Multiply が支払う配送料も最高100,000インドネシアルピアである。
このサービスは2011年11月11日から2012年2月29日まで実施される。
Multiply Indonesiaから彼らの戦略について話を聞いてから半年が経っているが、以降、ソーシャルコマースのプラットフォームとしては、まだ完全には機能していないようだ。もちろん、ブログの世界(Multiply は、もともとブログから始まった)と、電子商取引のプラットフォームとしてMultiplyを利用するユーザを融合することは困難なことではあるが。
Eコマースの戦いは来年までヒートアップし、Blibliなどの確立されたオンラインショッピングのポータルを保持している新規参入者との競争は激化するであろう。
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