株式取引をソーシャルにする「8 Securities」、800万米ドルの資金調達を行い新規上場

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

香港を拠点とするスタートアップの8 Securitiesは先頃、800万米ドルの投資ラウンドを完了させた。共同創始者兼CEOのMikaal Abdulla氏がPenn-Olsonのインタビューの際に話してくれた。ソーシャルな繋がりを持つ「取引ポータル」のアプリ・ダッシュボー ドを使用して、誰でも簡単に金融市場で投資を行うことができる。11月にMikaal氏と彼のチームがTC Disrupt 北京スタートアップバトルフィールドで勝ち抜い際に記事にしている。

その後、8 Securitiesはプライベート・ベータ版として運営されていた。しかし現在は、プライムタイムに向けて準備万端であり、香港の規制当局からのライセンスを獲得し、中国旧正月後にも上場する予定だ。

Mikaal 氏は、800万米ドルの資金調達は、主に香港を拠点とするFull Global InvestmentsとDutch Velocity Capitalからのものであると述べた。アメリカの起業家が嫌悪する「保守的になりすぎる従来のベンチャーキャピタル」はアジアの革命を案の定サポートしていない。Mikaal氏はこれについて熱いブログを書いている。

資金調達に後押しされる未来


大規模な投資ラウンドを完了させた今、Mikaal氏は8 Securitiesが大きな計画を控えていると話す。

「我々は、機関によって独占されてきた非常に古典的な”株式取引”産業を、完全に崩壊させることを目的としている。より大規模なコミュニティで、アクティブな取引、流行の話題、リアルタイムな感情の流れを人々に提供してもらいたい。」

「我々のテクノロジーは、マルチ言語、マルチ市場、マルチ通貨をベースに徹底的に作り上げられた。香港でのサービス開始後(香港で最初のオンライン投資サービスの1つを10年以上も前に開始している)、さらなる事業拡大を行う。共同創始者と私は、8 Securitiesを立ち上げる前にE*TRADEを15もの地域で10年に渡り運営していた。アジア、中東、ヨーロッパ、そして北アメリカにおいて多くの経験を持っている。」

事業をさっさとエグジットさせることを目的にしていないと明言したことからも、今回のパートナー選択に深い意味があることが想像される。彼は以下のように述べた。

「長期運営を見据えたチームとして、最重要だったのは我々の世界観を共有する投資家たちを見つけることだった。いくつかの従来型ベンチャーキャピタルファンドと会ったが、彼らにとっての最優先事項はエグジットに置かれていた。

彼らがメトリクスやエクセルに重きを置く中、Full GlobalとVelocityは戦略とチームを最優先してくれた。これらの投資家は全員が自身も実業家だ。事業経験を持つ彼らは、我々が直面する課題や挑戦に理解がある。

幸運にもいくつかのオプションがあったが、金額ではなく人に信念を託した。[…] 彼らは、一度たりとも安全策を取れなどと言ったことはない。」

サービスは、”世界で最もスマートなオンライン仲買サービス”と呼ばれているが、2月初旬、来る中国旧正月の休暇明けにも公式に開始される予定だ。まずは米国と香港市場で中国人民元・香港ドル・米ドルで、全て1つのアカウントで扱われる。その他の市場も順を追って追加されていく予定だ。また、iOSとAndroid向けのモバイルアプリも忘れてはならない。

この2分の紹介動画内では、スマートな見た目のモジュール取引ダッシュボードをユーザーが実際に利用している様子を視聴することができる。

【via Penn Olson】 @pennolson

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