2012年はアプリにとってまさに“竜”の年となるのか?

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Flurryの最近の調査では、クリスマスにかけて新機種が多数出回ったこともあり、2011年の年末1週間は莫大なダウンロード数を記録した。休暇中にアプリケーションをダウンロードした人が多かった米国が、この週だけで5億900万件と圧倒的に突出している。少し驚いたのが、2位の中国が世界で2番目のアプリケーション市場であるにもかかわらず、9,900万件となっていることである。

調査によると、中国のインストールベースは米国のおよそ3分の1ほどに値するが、その特定の期間内(年末の1週間)のダウンロード数はおよそ5分の1に留まっている。中国でガジェットを買う人々にクリスマスがなんらかの影響を与えたのかどうかは私には知る由もないのだが(私が中国に住んでいた時には、クリスマスセールは大して大きなものではなかった)。おそらく、目前に迫っている中国の旧正月などの休暇中にはダウンロード数の上昇が期待できるだろう。

Flurryでは、10月より中国がアプリセッションマーケットシェア [1] において、英国、オーストラリア、そして韓国市場を追い越したことを示している(右のチャートのとおり)。Appleがアプリ料金を中国の現地通貨である中国人民元にて受領することを開始したため、年末には更なる成長を遂げた。Distimoは、この新しい支払いシステムが起用されることになってから、中国におけるダウンロード率は倍となったと述べた。

Androidに関して言えば、中国が一体どのレベルのダウンロード率を見ているのか定かではない。Androidマーケットがブロックされていないとはいえ、有料アプリがサポートされていないという背景がある。またAndroidユーザーにとっては、代わりとなるアプリストアが5万とあり、我々は明確なダウンロード率を知ることはできないが、1つ言えることはその率は相当高いものであるだろうと言うことだ。

しかし、中国の過去1年に渡る軌跡、そして中国のAppleその他のスマートフォンに対する欲求や興味を見てみると、2012年は同じく目ざましい年となるであろう。

[1]Flurryは、「セッション」とは「エンドユーザーによる1回のアプリ使用」のことであり、これは通常「アプリケーションが開始と同時に始まり、アプリケーションが解除されると完了する」と定義している。

【via Penn Olson】 @pennolson

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