「VentureBeat」と「ReadWriteWeb」、中国の主なITトレンドをカバーするChinaBangを開設

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

ChinaBangが稼働した。VentureBeatの編集長であるMatt MarshallとReadWriteWebのRichard Macmanus氏は動画で、今はテック系企業を始めるにはベストなタイミングだと語った。インターネットは大きく進歩しており、Facebookや中国のWeiboといった巨大なプラットフォームが生まれたからだ。

TechNodeの創業者Gang Lu(盧剛)氏はカンファレンスの幕開で、4億8,500万人のインターネットユーザーが存在する中国の巨大な市場機会について、またモバイルSNS、アプリといった、技術分野で今最も熱いトピックや、進出する中国のテクノロジーにおけるトレンドについて述べた。

出会い、起業するための場所

2010年後半に生じたトレンドは、起業を支援する二次的なサービスの急激な増加だ。代表的なものとして、イノベーション・ワークスやチャイナ・アクセラレータのようなインキュベーターや、ガレージ・カフェやビッグバン・カフェといったコワーキング・カフェが挙げられる。これらは、起業家達が互いに出会い、アイデアがビジネスにつながるようなとても活気に満ちた環境で共に働くことができるように設立された。

クローンー革新へのきっかけ

‘Shanzhai’ (山寨、中国語でコピー商品、パクリを意味する)、模倣は、中国の新興企業で最もよくあがる話題である。だが、好むと好まざるとにかかわらず、それが当たり前なのだ。創造性の欠如や倫理の欠如が批判されることも多々あるが、中国のような発展途上の国の新興企業は、すでに他が検証済みのモデルを少し微調整するだけで市場に参入できる。商品モデルを微調整し、中国市場に適応させるコトに関しては起業家に任されているというわけだ。これをマイクロイノベーションという。

富がエンジェル投資家を呼ぶ

今や中国経済は巨額の富を生み、多くの人がそのお金の使い道を考えている。いつも日和見主義的なタイプである中国人は、そのお金を投資に利用し増やそうとする。このため、いわゆるエンジェル投資家といわれる、専門家から元NBA選手のYao Mingからセレブまでたくさんの投資家が生まれた。清華大学のような有名な大学でさえも、「大学基金」なるものを設立し、優秀な学生に投資をしている。株はしばしば資金やリソース、そして中国で最も重要視される「人間関係」のために使われる。

O20 – オンラインからオフラインのサービスへ

O20の流れが中国を席巻している。O20(Online to Offline)というのは、人がみなオンラインで決済を済ませ、オフラインで消費活動をすることを意味する。今まで長い間にわたってされてきたことだがその進化した形といえる。グループ共同購入が中国全土に広がり、位置情報を使うチェックインサービスと搭載するスマートフォンが当たり前になってからは特に、中国人は今やオンラインで検索し支払いをし、リアル店舗で消費活動をしている。そして、体験についてSNSなどで友人たちと共有するのだ。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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