中国最大のオンライン決済プラットフォームであるAlipay(支付宝)によれば、クロスプラットフォームのモバイルアプリがダウンロード数3000万を突破した。同社はさらにアプリの取引件数が前年比6倍を記録し、より多くの利用者がAlipayで外出先での支払いや自分のアカウントの支払いを行っていることを明かした。
Alipayの親会社のAlibaba(阿里巴巴)によれば、1日に新たにアクティベート(有効化)されるモバイルアプリの数は6万だいう。しかし、携帯端末上の新規ユーザー数またその中で頻繁に使う利用者の数はわかっていない。
明らかなのは、より多くの中国人ユーザーがスマホを使い始めるにあたり、eコマース企業には高いクオリティで満足度の高いアプリが必要という点だ。様々なプラットフォーム上で獲得しているダウンロード件数においては、Androidがこれまで最も人気があるそうだ。アプリのダウンロード率はこのグラフで見ることができる。
「その他」のセクションに含まれているのは、Windowsモバイル(旧WM6と新型WP7の両方で)のダウンロードシェアが1.7パーセントを占め、汎用JAVAアプリが1.1パーセント、さらにBlackBerryはわずか0.1パーセント(これら合計が切り上げられて3パーセントとなる)となっている。
面白いことに、これらダウンロードの統計値はモバイル広告プラットフォームの実際のウェブ利用データとかなり一致している。数値によれば、Androidが中国のiOSの実に2、3倍もの人気を誇っており、Alipayが発表した数値と酷似している。
今週Alipayが中国メディアに伝えたところによると、同社のモバイルアプリは近々改良され、外出先での公共料金の支払いを可能とするような新機能が追加されるそうだ。
[出典: Donews – 中国記事より]
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する