インターネット検索エンジン大手のGoogleは本日(原文掲載4月5日)、台湾の彰化県に新たなデーターセンターを建設した。限定的なテストを行った後、2013年後半に稼働する予定であることを発表した。
台湾の新施設はGoogleにとってアジアで3つ目のデータセンターとなる。台湾以外では、シンガポールと香港の2ヶ所にもデータセンターを建設中で、完成は2013年初頭を予定している。Googleによると、台湾データセンターは省エネのため夜間冷却システムや蓄熱システムなどを完備した初の施設となる。
Googleは現地採用を行う予定で、同社のサイトでは台湾の新しいデータセンターに関連した人材を募集している。
この台湾の施設への設備投資は3億米ドル以上で、Googleの同地域への投資額は7億米ドル以上となる。これらはすべて、Googleが同地域のユーザーに迅速で信頼のおけるサービスを確実に提供するための取組みだ。
もちろん、アジア地区のインターネットユーザーの大多数は中国本土にいる。Internet World Statsの最新データによると、その具体的な数字は50.5%だ。Googleは今でも中国でサービスを運営しているが、同社の中国検索エンジンは荒波にもまれており、現在は中国Googleの利用者を香港Googleへ移行している。
[Data in map from Internet World Stats, 2011年12月]
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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