北京のAnalysys Internationalによる新たな統計が発表された。Googleのスマートフォン用OSであるAndroidは、昨年、中国におけるマーケットシェアを倍増させた。昨年末のスマートフォン販売のシェアは68.4%にまで拡大している。この調子で進めば、中国のスマートフォン購入者の 3/4以上が選ぶOSとなるだろう。その一方アップルのiOSは、昨年シェアをいったんは増加させたものの、その後減少に転じ最終的には 5.7%となった。
多機能型フォンという、異なるマーケットのあらゆるデバイスをカバーするSymbianは、同時期に崖を滑り落ちるように販売シェアを下げた。そして、未だに18.7%のシェアは下がり続けている。今年末に一桁台に突入するのはほぼ確実だ。そして、それと並行するようにNokiaの中国における壊滅的な状況も進んでいる。これは2011年のマーケットシェアのグラフだ。
興味深いことに、 これは最近確認したWeb利用についての統計とも大体同じだ。中国ではiPhoneの倍の数のAndroidがインターネットの閲覧に利用されているという。そして今回、実際の販売状況も同様の結果となった。我々はAndroidがさまざまな価格帯で売り出されていることがこの成功の鍵となっていると見ている。例えば、Angry Birdsというアプリを利用したい場合、Androidでは1000人民元(158米米ドル)も出せば手に届くにもかかわらず、アップルのiPhone だと4999人民元も必要となるのだ。
グラフにはMicrosoftの最新Windows Phoneは示されていない。公式には中国に先月参入したばかりである。
[出典: Analysys International]
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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