インドネシアのeコマースのための公式協会「idEA」がローンチし、ジャカルタのKempinski Ballroomでイベントが開催された。運営役員は、(Multiplyの)Dainiel Tumiwa氏がコーディネーター、(Tokobagusの)Arnold Egg氏が副コーディネーターを務め、ジャカルタのOne Pacific Placeに事務局を構える。
idEAのコーディネーターであるDaniel Tumiwa氏は、同協会について次のように紹介した。
「インドネシアのeコマース協会idEAを紹介することができ光栄に思います。当協会のロゴを見てお分かりのように、「i」 の字の点の周りに360度の矢印が描かれています。ソーシャルメディア上の話題をeコマースの購買力に変えたいという意味が込められたものです。私たちは常に発展・拡大し続けるとともに、政府などの主な関連部門と協力して明確なルールを確立し、インドネシアのおけるeコマースの大望に沿う協会となることを目指します」。
インドネシアにおけるeコマース発展の可能性は大きい。インドネシアには5,500万人のユーザー、5,200万社の中小企業があり、オンラインユーザーの57%はオンラインショッピングを利用している。これを踏まえ、同協会はインドネシアを東南アジアで最大のデジタル経済国に成長させ、経済全体に大きく貢献したいというビジョンを掲げている。ミッションは、市場およびユーザーを育成し、eコマース産業のための人材を促進・発展させることだ。
同協会は、インドネシアでのeコマースの種類についても説明した。それらは、マーケットプレイス、案内広告、インターネットショッピング、日替わりクーポ
ンサイトで、どのような企業がそれらのカテゴリーに属するのかは下記のリストの通りだ。
・マーケットプレイス:Blibli、Multiply ,Plasa.com、Tokopedia
・案内広告:Tokobagus、Kaskus、Berniaga
・インタネットショッピング:Bhinekka、Gramedia.com
・日替わりクーポンサイト:Dealgoing
eコマース協会がインドネシアで合法かつ公式に設立されたことで、市場が育ち産業が増強し、スタートアップのエコシステム全体の向上につながることを願う。唯一本当に足りないものは電子決済だ。電子決済はeコマース業界では誰もが尋ねる質問だ。Daniel氏は、電子決済企業にも同協会に近い将来参加してもらいたいと述べている。
Tech In Asia主催の「Startup Asia Jakarta 2012」にはeコマース業界からのパネリストも参加予定だ。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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