Li Kaifu(李開復)氏のInnovation Works(IW)(創新工場)による2回目のIW Fund(IW Fund II)への取り組みについて耳にしていたが、北京拠点の同社がIW Fund IIに1億4,800万米ドルを確保したとDow Jonesが報道した。初回の資金調達で、2回目は今年末ごろに行われるようだ。
IW Fund IIは、IW Fund Iと同じ手法で行われる。Innovation WorksのパートナーであるChris Evdemon氏は次のように語った。
「IW Fund IIはIW Fund Iとまったく同じ戦略をとっています。例えば、消費者向けインターネット、モバイルインターネット、クラウドコンピューティングなどのスタートアップを支援し、それらのほとんどは中国国内市場向けにプロダクトを構築しています。支援するスタートアップのほとんどに対し、シードステージからそれ以降に至るまでの投資を行い、選ばれたチームにはシリーズBの資金調達を含む上のステージまでフォローすることもしています。シードステージそして中国市場は、IWが付加価値を最大化しようとしている分野ですが、だからと言って海外市場向けのプロダクトやサービスを構築している中国のスタートアップに投資しないというわけではありません」。
Fund Iから継続してFund IIに出資した投資家もいる。残りの資金はアメリカやイギリスから調達される。Evdemon氏の説明によると、そのほとんどが「ファンド・オブ・ファンズ、年金基金、寄付基金、財団、大手ファミリー・オフィス」だという。
(詳細などはこちらの記事へ:How Innobation Works Works)
「出資者の名前は、今年中に行われる最終資金調達が完了するまで公表できない」と同氏は付け加えて述べた。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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