1億人以上のユーザを誇る中国発のグループメッセージアプリ「WeChat」に、ビデオ通話機能が新登場すると噂された上記のスクリーンショットを覚えているだろうか?どうやら噂は本当だったようで、ビデオと音声機能など様々な機能が搭載されたTencentのWeChat v4.2がiTunes App Storeでダウンロードできるようになっている。今回のアップデート版で、WeChatがAppleのFacetimeやSkypeなど従来のIMアプリに対抗していることは明らかだ。
通話を終えることなくビデオと音声の切り替えがダイナミックにできる便利な機能がある。だが、Tencentはこうした通話の3Gデータ料金がいくらなのかを説明していない。
iOS向けWeChatのアップデート版(Androidのアップデート版もまもなくローンチされ、同じ機能が導入される予定)に含まれているその他の新機能で主だったものは、wx.qq.comからアクセスできるウェブアプリのインターフェイスだ。このインターフェイスを利用すると、ノートパソコンやPCのキーボードを使ってより簡単にメッセージが入力できる。また、WeChat内に搭載されているQRスキャナーでスキャンしたQRコード(写真上)を通じてアクセスすることも可能だ。
Tencentによる初のグローバルなソーシャルサービスへの取り組みといえる「WeChat」だが、どうやら上手くいっているようだ。2012年1月のローンチ以降1億人のユーザを獲得している。WeChat(中国語名はWeixin)に関する前回の記事では、同アプリの「近くにいる人」機能を使うことで詐欺や泥棒などの餌食になる可能性があるという、警察によるユーザへの警告について書いた。だが幸いにもこの機能は初期設定でオフになっているので、アップデート版の新たなビデオチャット機能を友達同士で使っても安全だろう。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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