Echelon卒業生「ArtKred」が、すべてのアート好きに向けたプラットフォームサービスを開始

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Echelonの卒業生であるArtkredがサービスのベータ版をリリースした。これで、アート愛好家たちはアジアの新興アーティストによる版画作品を手に入れることができる。

Echelon Singapore Satelliteの4ヶ月後、本拠をシンガポールに置き、アーティストとアート愛好家をつなげることを目的とするプラットフォーム「ArtKred」はそのベータ版を公開した。ArtKredの共同創業者であるSpencer Yang氏はEchelonではファイナルまで残ることができなかったが、ウェブサイトは今では世界中のアート愛好家に向けて開かれた。

Artkredとは

共同創業者のSpencer Yang氏によると、同アプリケーションは「アジアの新興アーティストが、自らを紹介し、他のアーティストと交流し、アートについてよりたくさんのことを知り、版画の売り上げを通して作品への見返りを得られるプラットフォームです。アート愛好家は、作品を購入し、アートについて知り、アーティストと交流し、そして気に入ったアーティストの作品を集めることを通してアートをより身近にアクセスできるものにします」。オーダーはシンガポール国内で丁寧に扱われ、世界中に発送される。

アイディアはどこからやってきたのか

自己資本のみのスタートアップArtKred.comの柱となるこのアイディアは、共同創業者であるSpencer氏から生まれた。ヨーロッパ旅行から帰ってきた友達が、素敵なピザボックスに入った版画作品をおみやげをくれた際に浮かんだという。この贈り物のおかげで、それまでは無縁だったアート業界をもっと調べようという気になったのだ。メンバーは昨年の中頃、アジアのアーティストと世界中のアート愛好家のニーズに応えるためのプラットフォームの開発に着手した。

世界中のアーティストと共に仕事をする

ArtKredのサービスが始まったばかりだが、すでにシンガポール、中国、インドネシア、日本、韓国のアーティストやグループと共に仕事を進めており、さらに多くのアジアのアーティストと組む機会を探している。「今現在、NUS、NAFA、Laselle、Ngee Ann Polytechnicや、その他シンガポール国内の学校出身の人たちから参加招待を受けたアーティストたちを抱えています。さらに日本や中国、インドネシアのアーティストもいます。私たちをサポートするアーティストのグループには、最近Lit Up Singaporeに参加してエキシビションを開催したアーティスト集団wejungle.comもいます。これまでに30以上のアーティストとやり取りしており、彼らがその友達にも紹介してくれることで日々増えています」。

アート業界について調べ、学ぶため、チームは米国やヨーロッパ、アジアに旅行し、アーティストや協力者とコミュニケーションをとり続けている。米国やヨーロッパ内のアート関連コミュニティやブログなどと協力することにも前向きだ。また米国ロサンゼルスを活動本拠とするアーティストを紹介するためのエキシビションを、来年初頭の2月か3月に開催することを目指している。

世界中の人々が、アート作品を自分の家へと持ち帰れるようにすることで、次の方程式、(クオリティ×手頃な価格×限定版プリント)+インターネット+アジアのアーティストコミュニティ=誰もがアクセスできるアート、が成立するという信念を持っている。同サイトへの訪問者の平均滞在時間は6分だそうで、ArtKredのチームはかなり興味深い時代が期待できるのではないかと感じている。

【via e27】 @E27sg

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