スマートフォンやタブレットでのブラウジングにイライラしてる?それならPhroniを使ってみよう

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【翻訳 by Conyac】【原文】

約2年前にスタートした日本を拠点とするスタートアップのPhroniは、興味のあるキーワードを自動的にリンク化し、ワンタップで関連するコンテンツへのアクセスを可能にするツールである。

テキストを選択、コピー、新規ブラウザを開く、貼り付け、検索、といった面倒な作業をせずに、自動的に生成されたリンクをタップすることで、WikipediaやGoogle、Twitter、YouTube、Flickr、Tumblr、その他を探索するオプションが利用できる。

山田育矢氏によって設立されたPhroniのアイディアは、スマートフォンやタブレット上でのテキスト選択が面倒だということから生まれた。その際山田氏は、機械学習と自然言語処理をリサーチしていた。リサーチでこの問題を解決し、スマートフォンやタブレットのユーザーエクスペリエンスの劇的な向上を実現できるかもしれないと気づき、Phroniを設立した。

とはいえ、「テキストから関心のあるキーワードを抽出するのは、言うほど簡単なことではないかもしれません。最新技術の研究成果を用いても、非常に難しいものになる可能性はあります」と山田氏は語る。

これまで、Phroniはすでに日本でいくつかのニュースアプリを統合、利用しており、iphone-girl.jpやapplefan2.comなどの日本の主要評価サイトで良い評価も得ている。チームは最近、サンフランシスコで開催されたGigaOM Mobilize 2012でピッチし、Sequoia CapitalとNorwest Venture Partnersの3人の審判員のうち2人から最高得点を獲得した。

Phroniは、アプリベンダーがそれぞれのアプリにPhroniを組み入れることができるAPIをリリースする予定だ。また、アメリカへのサービス拡大も計画している。

現在、PhroniはiOSとAndroidに対応。SafariやChromeなどの現行ブラウザがアドオン機能を提供していないため、これらのブラウザはサポートしていない。そのためチームは、Dolphin BrowserやSleipnirなどアドオン機能のあるブラウザをサポートする作業に取り組んでいる。

Phroniについてもっと知りたい方は、同サービスのウェブサイト(英語と日本語に対応)にアクセスしてほしい。

【via e27】 @E27sg

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