ホテル予約アプリ「ChuJian(初見)」、1000万米ドルを調達しソーシャル機能を追加

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【翻訳 by Conyac】【原文】

Zhen Nanyan(鄭南雁)氏(エコノミーホテルチェーン7daysinn(7天酒店)の共同会長)とQuan Manwu氏、そしてその友人の3人によって共同設立されたChuJian(初見)は、当初は低価格ホテルの予約アプリだった。先月、この新米スタートアップは1000万米ドルの資金を確保し、ソーシャルネットワークへの拡張を予定している。

ホテル業界のベテランとして、Zhen氏はモバイルでの予約サービス運用に非常に長けている。Chujianは1年経たないうちに5,000以上のホテルと提携し、ユーザ数は200万人、一晩の予約部屋数は7,000件だという。モバイルで予約・支払い可能な迅速な予約サービスと、低価格ホテルの幅広いネットワークによって同社はすでに利益を出している。

ホテル予約の分野では、ChuJianに追いつきそうな敵はまだいないようだ。しかし、ChuJianが狙うライフスタイルサービスの分野では、いくつかのライバルが目につく。例えば、人気のソーシャル評価サイトのDianping(大衆点評)、そして食品おすすめアプリ企業Lehe(楽呵)はSequoia Capitalからの1000万米ドルの資金調達を完了したばかりだ。

Chujianの秘密は、友達の輪をターゲットにしたO2O(オンライン・ツー・オフライン)モデルである。ホテル、B2C、C2Cを含む多くの分野で経験を持つZhen氏だが、本人によると彼の最大の関心はO2O部門への進出だ。アプリの名前Chujian(中国語で「一見」の意味)について話しているとき、彼は次のように語った。

「インターネットのおかげで、人々は今まで以上につながっています。しかし、実生活で友達と出会う機会は減る一方です。私たちが目指すのは、人々が人生を楽しみ、素晴らしいときを共に分かち合い、初めて出会ったときのように新鮮でわくわくする機会を多く作り出すことです。すべての友達の輪にモバイルO2Oモデルを見出していきます」。

Chujianは、個人用のおすすめページ、写真ベースのユーザーインタフェース、面白いソーシャル機能の搭載でで他のアプリと差別化しているようだ。例えば、北京工人体育場の付近(パブが立ち並ぶ通り)で夜10時にアプリを使用するとしよう。パーソナライズされた人気クラブや夜間も営業するレストランの一覧が表示されるだろう。そして朝アプリを使用した場合、近場で朝食が食べられるおすすめの場所が表示される。もちろん、その結果に満足できない場合は検索を利用することもできる。

Chujianは、雑誌のようなユーザーインタフェースだけでなく、ユーザを惹きつけるいくつかのソーシャルな面白みも追加している。「Gathering(集まり)」機能では、友達を会話に追加することができ、日時、場所、相手などの詳細が表示される。電話で連絡をする必要もなければ、皆の返事を待つ必要もない。

Chujianは、予約サービスとソーシャルネットワーキングアプリの掛け合わせなのだ。

【via Technode】 @technodechina

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