旅行情報プラットフォーム「BeMyGuest」が、現地コミュニティと協力して旅行者に本格的な体験を提供

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

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アジアで最も誉れ高い旅行関連スタートアップコンペである、Webin Travelの準決勝にBeMyGuestが残り、正式にサービスを開始した。

先日開催されたTechVentureに並んでWebInTravelはもう一つの有名なイベントであり、アジアで最も名誉のあるウェブ旅行関連スタートアップコンペを開催している。現地ツーリズム用のウェブサイトであるBeMyGuest.travelは、WebInTravelに合わせてそのサービスリリースを公式に発表した。

BeMyGuestとは?

BeMyGuestは地元のビジネスを支援する旅行仲介業者であり、地元の宿泊施設やアクティビティ、イベント情報を旅行者へ配信する。旅行者に関連した提案ができるよう分析データを利用し、アルゴリズムを組んで検索しているという。最大の焦点は世界中の新興市場であり、同時に観光市場の中核もターゲットにしている。「旅行のすみずみまで捉えた、最も総合的な現地の旅行体験コンテンツを持った予約エンジンになりたいと思っています」とBeMyGuestの設立者であるClement Wong氏は語る。

BeMyGuestを利用して、ゲストや旅行者は広範囲にわたる宿泊施設、地元のアクティビティやイベントを検索し、地元の業者は、巨額なマーケティング費用を費やすことなく自社の旅行関連商品を市場に出すことができる。地元の宿泊施設やアクティビティ、イベントなどをByMyGuestに無料で掲載することができ、また、業者とゲストはお互いのレビューを読むことができる。より良い判断ができるように、アクティビティや宿泊施設のリストを比較検討することもできる。

bemyguest

Clement氏は、旅行業界での豊富な経験を持つ。これまで彼は、航空会社、ホテル、ツアーオペレーター、観光局での経験を持ち、投資銀行での旅行業界の分析を提供するコンサルタントというバックグラウンドもある。また、彼は旅行業界に関するカンファレンスでの常連講演者でもある。BeMyGuestは2回のラウンドに渡ってエンジェル投資を受けてきた。

BeMyGuestの設立ストーリー

Clement氏は、BeMyGuestを始めた理由についてもe27に話してくれた。

「旅行に関するテクノロジーと流通の分野で働いている中で、飛行機とホテル以外といった旅の先にあるものは殆どカバーされていないという結論にたどり着いたのです。航空会社やホテルが仲介業者に頼っているように、BeMyGuestは、旅先にあるものの総括及び流通仲介業者になることを目指しています。

コンテンツとコンテンツ、そして、それらがテクノロジーと出会う。当社のコンテンツは、ただの宿泊部屋からサウンドオブミュージック村の全てを使った宿泊、公園めぐりのコースから大気圏ギリギリのところでの飛行体験、コンサートから文化展示会などのイベントまで様々なものを網羅しています。飛行機を予約した後の全ての行動を取り扱えるよう目指しています」。

業界内における競合

もちろん旅行業界は競争が激しく、邪魔をしようと手ぐすねを引いている者も少なくない。宿泊予約業界にはRoomorama、AirBnB、9FlatsPandaBed最近資金を得たtravelmobなどがある。現地ツアー手配業者にはEvenPandaがあり、近々何か大きなニュースを発表するらしい。

現地ツアーが不要な人には、TripFlickが個人の希望に合わせた旅行情報をお勧めしてくれる。こういったプラットフォームはコミュニティを広げる。もちろん、その成功の鍵はイベントや宿泊施設リストの「流動化」である。BeMyGuestはこのような競争の激しい業界で生き残れるだろうか?

【via e27】 @E27sg

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