2012.11.1

中国のFacebookに似たソーシャルネットワーク「Renren(人人)」成功までの道のり [共同創業者インタビュー]

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Facebookに似た中国のソーシャルネットワーク「Renren(人人)」には長く複雑な歴史があり、その詳細を耳にしたことのある人は一握りだろう。NY株式市場に上場するRenren.comの共同設立者であり、現在Youlu(友録)の共同設立者であるZany Zeng(曾禕安)氏に話を聞く機会に恵まれ、Renrenの裏話を掘り起せすことができたのはラッキーだった。

Renrenの長い旅路を理解するために、話はChinaren.comが設立された1999年5月にさかのぼる。Chinaren.comは、FacebookやFriendsterが開始するより以前に、おそらく中国初の大学にフォーカスしたソーシャルネットワークであった。Chinarenは、Joseph Chen(陳一舟)氏(Renrenの現CEO)が、Yunfan Zhou(周云帆)氏とNick Yang(楊寧)氏(2人は後にNASDAQ上場のKongZhong=空中の共同設立者となった)と共に設立した。最初の仕事は、Chinaren の技術バックボーンを構築する人材を雇うことだった。彼らは清華大学を訪れ、まだ大学に在籍していたZany氏に出会った。

Zany氏は清華大の生徒60名以上を雇い、技術チームを作り上げた。あと3ヶ月で学士号取得というタイミングでZany氏は大学中退を決意。Chinarenがわずか2年弱の事業でSohuから約3,000万米ドルで買収されたため、Chinarenでの仕事は短期間で終わった。Chinarenは急速に成長していたが、彼らには押し進めるための資金がなく、買収されることが唯一の賢明な道であったとZany氏は語る。当時は投資家もほとんど存在しなかった。

いつの日か、オンライン・ソーシャルネットワークが中国に来るとZany氏は信じ、RenrenにCTO(最高技術責任者)として加わったのであった。これは書き間違いではない。ここが話がややこしくなるところだが、読み続けてほしい。

Renren 1.0版は、1999年頭にAnthony Cheng 氏とMichael Robinson氏が設立した。彼らは3700万米ドルの資金を調達し、香港証券取引所に上場、時価総額10億米ドルを超えた。その数週間後にドットコムバブルがはじけ、Renren 1.0は香港の持ち株会社に買収されたのである。Renren 1.0で、Zany氏はRichard Robinson氏に出会い、非常に親しい友人で同志となった(後に共同創設したYouluを現在も経営しており、ビジネスプロフェッショナル向けのモバイルアプリの作成に注力している)。

Renren 1.0での短期間の仕事を経て、Zany氏はJoseph Chen氏と再び協力し、2002年春にOak Pacific Interactive(OPI)を共同設立した。その名称は「IPO(新規株式公開)」を逆に並べた綴りから選んだとZanyが教えてくれた。OPIで、JosephとZanyはSoftbank、DCM、General Atlanticなどの大企業から合計4億6,000万米ドルを調達した。OPIの最初の事業は、一種のBitTorrentサービスで、Xunlei(迅雷看看)に類似したものを含む多数のウェブサイトを運営していた。しかし、それはあまり上手くいかなかった。

そして、Zany氏は使われていないRenren.comのドメイン名を買い取り、Craiglistに似たサービスであるRenren 2.0を2006年に作り上げたが、それもあまり上手くいかなかった。Renrenのターニングポイントは2006年に訪れた。OPIがXiaonei.comを格安で買収したのだ。当時、Xiaonei.comは大学生の大規模なユーザーベースをもつ人気のFacebookのクローンであった。

2009年に、今日のRenrenが誕生し、同社はRenren.comのドメイン下にXiaonei(校内)をKaixin.com(そのドメインを先に購入した)と統合し、中国向けの統一ソーシャルネットワークを形成した。ほぼ同時期、Kaixin001.com(開心。Kaixinは中国語で「幸せ」の意)もまた、ソーシャルネットワークの競合だった。Kaixin.com(現在Renrenにリダイレクトされる)とそのライバルにとって適切な名称であるKaixin001を、多くの人々が混同した。

Kaixin001は実はKaixin.comのドメインを購入する機会があったのだが、なぜか、もしかすると費用削減の理由だったのかもしれないが、そのドメインを購入しないことに決めた。結局、Renrenがそのドメインを購入したのである。もちろん、最終的には後に取り残されることになったので、Kaixin001はそのことについてあまり良く思ってはいなかった。

OPIが1000人以上の従業員と1000万人のユーザを抱えるまで成長することを助けたあと、同社が中国最大のソーシャルネットワークとなった2009年に、COO(最高執行責任者)のZany氏はOPIを去った。2011年、Renren.comはアメリカで株式を公開し、NYSE:RENNと表示されるようになり、同社の最新の発表によると、現在4500万人以上の月間アクティブユーザを誇る。

起業することに関して、Zany氏は駆け出しの起業家たちに一言アドバイスをくれた。

「適切な市場を見つけ出し、あきらめず、プロダクト/マーケットフィットにたどり着くまで繰り返すことだ」。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

StartupBase Profile

renren-(人人)

Company: renren-(人人)

中国で最も多くのトラフィックを稼ぎ出すソーシャルネットワーク。中国版Facebookとも言われる。ソーシャルトラベルアプリ「Fengche」も運営している。

About StartupBase

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Willis Wee

Willis Wee

ブログ「Tech in Asia」の創業者で、2005年から起業家。マリオット・バケーション・クラブ、ジェームズ・クック大学、リーチ・シンガポール(政府広報サイト)、ユニリーバなどのソーシャルメディア戦略に従事。

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