個人整理ツールのTibiji(提筆記)、パスワード保護されたメモ系サービスで財務会計を管理

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【翻訳 by Conyac】【原文】


Tibijiは北京に拠点をおくFeikeのサービスで、オンライン個人整理ツールだ。これまでこの種のサービスをいくつか見てきたが、EvernoteのYinxiang BijiやNeteaseのYoudaoYunbijiのように、それらのほとんどがメモを取るだけのサービスだ。だが、Tibijiを使えば、日常的に行う多くのことを整理することができる。

ダッシュボードにログインすると、大事な連絡先の保存、個人の財務管理、特別な日や誕生日の記録、メモ取り、個人的なお願いの管理をすることができる。

Tibiji創設者の1人は私たちに宛てたEメールで、同プロダクトがその他のメモ機能だけのアプリと比べて傑出しているのは、ワンストップの昨日提供だけでなく、個人的なお願いの管理ができる唯一のプラットフォームという点だと述べている。

ユーザが、(下図に示されているように)人との個人的な「受取勘定」や「支払勘定」を記録することができるという機能に私は興味をそそられた。しかし考えてみれば、そういう「受取勘定」や「支払勘定」に人はそんなにこだわるものだろうか?

このTibijiのサービスは、ペーパーレスの日常管理を奨励することによって環境配慮も目指している。カスタマイズできるリンク機能を備えたバーチャルメモサービスを提供することで、ユーザはリンクにアクセスして記入、編集、共有することができる。

プライバシーの問題が気になる?心配ご無用!メモの各ページにはパーソナルパスワードを設定することができるため、メモにアクセスできるのはそのパスワードを知っている人だけだ。だが、1つ大きな不便な点がある。それは、ユーザがメモに画像や音声をアップロードできないことだ。だから、基本的なメモ取りツールとしての使用に留まる。

それでも、個人の財務管理機能は簡単に利用できるし、毎月の収支にざっと目を通すことができる。各入力項目はさらに「ライフスタイル」「カルチャー」「必需品」などのカテゴリーに分けることもできる。問題のあるカテゴリがダッシュボードで一目でわかり、予算を簡単に管理できる。

モバイルのウェブブラウザからアクセスできるが、モバイル版のアプリがないのが少し残念だ。私がTibijiのメインウェブアドレスを入力すると、無作為に選ばれたユーザのメモページにたどり着いた(セキュリティの欠陥だろうか?)。デスクトップのウェブブラウザでTibijiを使うほうがよりスムーズなユーザーエクスペリエンスを体験できるようだが、モバイルで便利だという主目的には合わない。

全般的に見ると、Tibijiは個人的な財務や連絡先の管理を上手くこなすことができるシンプルで簡単なツールだ。だが、適当なメモ取りやアプリの方が好きなら、その他のクラウド・メモサービスの方がいいかもしれない。こちらで、興味があるかもしれない中国のメモ系サービスをいくつか紹介している。もしくは、app store販売中のnvNotesのようなサービスを試してみてもいいだろう。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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