Baidu(百度)、Qualcomm搭載の新しいスマートフォン向けに追加クラウドストレージを提供

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【翻訳 by Conyac】【原文】

中国最大の検索エンジンが、チップメーカーのQualcomm(NASDAQ:QCOM)と提携し、Qualcomm搭載のAndroidスマートフォン向けに無料のクラウドストレージを提供する。WangPan(網盤)と呼ばれるBaidu(百度、NASDAQ:BIDU)によるDropbox風のサービスで、新しくスマートフォンを購入するオーナーに2倍のクラウドストレージを提供する予定だ。

今回のサービスは、Qualcommの新しいSnapdragon8×25と8×25Qチップを搭載した中国内で販売されているスマートフォンが対象となっている。搭載されているチップがどんなものか特に関心がない人のために言うと、Huawei G330D/G330C(Ascend)や Coolpad 7266、K-touch W760、Hisense U950、Lenovo S686などの機種のスマートフォンやタブレットを購入すれば、無料のクラウドストレージサービスを受けられるということだ。

あまり魅力的な機種ではないが、中国内のスマートフォン市場では国内ブランドが60%を占めているということに先週触れたように、トップ3は前述のLenovo(連想)、CoolPad(酷派)、Huawei(華為)なのだが、Baidu-Qualcommの組み合わせにより、シェアが広がる可能性はある。

では、どれくらい容量が増えるのだろうか?新しいスマートフォンを買うと、通常15GBのBaidu Wangpan(百度雲網盤)の無料ストレージが、利用期間中2倍の30GBになるというのだ。

Baiduの広報担当者であるKaiser Kuo氏(郭怡広)は、Huawei Ascendモデル(写真上)は特に素晴らしいと説明している。

「Huawei G330Dは、Snapdragon MSM 822プロセッサーを採用しており、China Unicomが発売しているカスタマイズスマートフォンシリーズのデュアルコアデバイスで第1号の最高のものです。」

実際、3G加入者数第2位の通信会社であるChina Unicom(中国連通)は最近、Huawei機種を1,399人民元(222米ドル)という値段で大プッシュしている。ひとひねりあるAndroid4.0搭載端末のGoogle検索は、上記の写真のようにBaiduが取って代わっている。

Qualcommの新チップ2種について、Baiduのコミュニケーションディレクターはこう付け加えた。「Snapdragon 8x25Qは9月末に発表されたばかりの新しいプロセッサーなので、まだ商業用のデバイスは発売していません。」

今回の提携は、同時に、Qualcommが昨今どれほど真剣に中国市場に取り組んでいるかを示唆するものでもある。専門家には、中国は来年末には5億台のスマートフォン市場となる可能性があると推量しているものもいる。そして、その多くは、Androidを搭載した低~中価格のもので、2,000人民元(319米ドル)以下のものとなると考えられている。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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