インドネシアのAndroid贔屓でRIMは最後の砦、Blackberryを失ったか

SHARE:

【翻訳 by Conyac】【原文】

Kompasは、昨日まで1週間開催されていた年に1度のインドネシアIT展示会Indocomtechにて、3大ガジェットベンダーに興味深いインタビューを行った。わかったことは、今年はAndoroid電話がBlackberryデバイスよりも人気が高くなっているということだ。イベントでの販売レースにおいてAndroidが勝利したことによりそれを証明した。

最初に、インドネシアのガジェットベンダーErafoneによると、土曜日までにIndocomtechで販売された1,200個のガジェットのうち、800個はAndroidデバイスで、Blackberryは残りの400個に過ぎなかったとのこと。

2番目のベンダーGlobal Teleshopは、AndroidとBlackberryデバイスの販売数の割合がほぼ同数だった昨年に対し、今年は6対4だと語った。3番目のベンダーOkeShopは、イベント中の販売台数に関して言えば、Blackberryはモバイルガジェット人気ナンバー1の座をSamsungに奪われたと述べた。Samsungデバイスの人気の高まりについてはErafoneも言及している。小売業者の中では3対0でAndroidに軍配があがった。

しかしもちろんこういったイベントにおける数字は、インドネシアにおけるBlackberryの人気の健在振りを未だ示している。多くのガジェットブランドがAndroidをプラットフォームとして使っているが、BlackberryプラットフォームはRIM製のハードウェア上のみでしか見られない。

しかし、Indocomtechに来場するようなインドネシアのオタクたちは、インドネシアでAndroidプラットフォームを受け入れることに明らかに積極的だ。

BlackberryにSOS?

危機はこれからやってくるのかもしれない。BlackberryとAndroid両方のデバイスを試した人々が結果としてAndroidのゲームの多さやエンターテイメントアプリの面白さに惹かれ、より良いプラットフォームとして認識するだろう。そして、WeChatKakaoTalkのような国内におけるチャットアプリの目覚ましい進歩が、BBMの影を薄くするのに一層拍車をかけている。

RIMは真剣に自社最大の(最大とは言わなくても)市場のことを憂慮すべきである。特にチャットアプリが携帯会社を動かしてBBMのようなパッケージ販売の原動力となったり、それによってオンラインメッセージがモバイルデータ割当量から分離されたりする時には。

それこそがRIMの終焉の始まりとなるであろう(長らく待望されているBlackberry 10が人々を振り向かせることができ、人々の考えを変えるようなことがあれば別だが)。なぜなら今インドネシアのガジェットに精通したファンの中で、Androidは最も魅力的なモバイルOSだからだ。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録