カンボジアは人口の大部分が農村地区に住む(都市部に住んでいるのはわずか20%)、アジアでも珍しい国だ。おそらく、この事実が、カンボジア1500万人の住民がモバイルウェブのパイオニアであるという直接的な要因だろう。
近年、カンボジアは固定電話よりもモバイルフォンのほうが多い世界最初の国だった。そして、WeAreSocialが発表したこの新しいインフォグラフィックでは、同国の全インターネットアクティビティの4分の1がモバイルフォンで行われていることを明らかにしている。
昨年末にカンボジアのウェブ業界の状況を見て以来、モバイル加入者数は倍近くに伸びているので、今やモバイルの普及率は131%になっている。3Gに関しては、末頼もしい325万人もの人が最速のモバイルデータサービスに契約をしている。
これは、モバイル加入者全体のなんと16.5%を占める。インターネットユーザの数はさらに驚くべき伸びで548%も急上昇し、今では247万人がオンラインで繋がっている。これは、カンボジアのインフラは徐々に近代化されているのだが、2011年に新たに7社のインターネットサービスプロバイダーが設立されたからだろう。
国民の64%が30才未満なので、ソーシャルメディアがオンラインの主な楽しみでも不思議ではない。Facebook Ad Plannerは、今月カンボジアには690,520人のソーシャルメディアユーザがいると示唆している。
ソーシャルマーケティングをしているブランドにとっては魅力的な大きな数字ではないが(ベトナムには今年853万人のソーシャルユーザがいるのと比較して)、若くて感受性のある集まりだ。そして、Facebookが何百万人という新規ユーザを獲得しようと目を向けている国であることも確かだ。ここに、スライドショー形式の全リポートがある。
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