中国の検索エンジンBaidu(百度)は、独自のSiriアプローチとして「YuYinZhuShou(百度語音助手)」(または英語でVoice Assistant」)をローンチした。このアプリを使えば声によるスマートフォン操作が可能となり、通話、メッセージ送信、情報検索、アプリのダウンロード、ブラウザのリンクを開くなど、様々なことができる。
Baiduによると、DNN(Deep Neural Network)という技術をアプリに応用したことで音声誤認識率が25%下がり、音声認識機能の正確性が改善したという。
今後は検索エンジンが音声検索の領域に踏み込むことになるだろう。こういった自国発の音声検索システムは、AppleのSiriに比べて3つの点で優れている。まず、いくつかの検索エンジンは長きに渡る運用から、音声認識とユーザの意図の把握に長けている。
次に、検索エンジンは天気予報、フライト情報、グルメ検索など様々なオープンプラットフォームのデータにアクセスできる。そして3つ目として、大手検索エンジンには独自の知識グラフシステムがあり、ユーザの質問の理解と回答の正確性に貢献することができる。
GoogleにもGoogle Nowという名のGoogle検索と統合したSiriに対抗するサービスがある。
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