未来のスマートフォンはどうなるのか、2013年における3つの技術予測

SHARE:

【原文】

今年登場するスマートフォンがどんなものか予想してみよう。フレキシブルな携帯画面、UbuntuとFirefox OS、車のキーが要らなくなるスマートフォン。

競争の激しいこの市場で、新しい携帯を買うのが我慢できなくなるほどスマートフォンの性能は良くなるばかりだ。新しいスマートフォンを買おうと思っているなら、以下の新しく登場するクールな機能にぜひ目を通してほしい。

1.フレキシブル画面

Flexible-screens

Samsungは次のGalaxy携帯のラインナップに5.5インチのフレキシブル画面を導入する予定だ。同社は、プラスチック素材のガラス基板を有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイに置き換えるつもりだ。この技術を使えば、画面は壊れないと言われている。今のところ、Samsungは壊れないスクリーンの開発で先頭を切っている。

Samsungのアイデアに続いて、GoogleとMotorolaも次の究極の「X Phone」に取り組んでいる。このX Phoneは世間の注目を浴びている。このニュースを発表したWall Street Journal紙によると、両社もフレキシブルスクリーンに目を向けているようだ。おそらく、GalaxyもしくはiPhoneの今後のバージョンと対抗することを目指していると思われる。

一方、AppleはiPhone 5Sにインセル型タッチパネル技術を取り入れようとしている。この技術を使えば、最小限の厚みでタッチ感度もよくなる。これによって、iPhoneは今までよりもはるかに薄くなるだろう。

2.新しいOS

Firefox-phone Ubuntu-phone

Ubuntu(PC向けの人気インディーOS)もスマートフォンデビューをする。Androidと同様、LinuxベースでオープンソースのOSとなる。現在、モバイルには、iOS、Android、BlackBerryとWindowsの4つのOSがある。Ubuntuが他のプラットフォームとどんな競争を繰り広げるのか楽しみだ。

2013年に旗揚げするのはUbuntuだけではない。オープンソースのシステムで、LinuxベースのTizenもそうだ。両サービスの違いは、Tizenは携帯やタブレットだけでなく、車やTVなどのマルチメディア対応をしていることだ。

オープンソースシステムのFirefoxもスマートフォン参入に動いている。同OSはHTML5テクノロジーを活用して開発されている。Firefoxは、デベロッパーに同社のプラットフォームでのアプリ開発を促進するために、Firefox Marketplaceというアプリストアも作っている。

3.車の鍵はもう要らない

phone-as-car-keys

Hyundaiは、NFCタグの開発に取り組んでいる。車の鍵がなくても、車のドアを開けてエンジンがかけられ、単にスワイプするだけでタッチスクリーンとリンクできるというものだ。この新しいテクノロジーがあれば、車の鍵をどこに置いたか心配する必要はない。実に面白い。だが、このテクノロジーは今年はまだ利用できない。導入されるのは2015年になるとのことだ。

筆者について

Sandraはテクノロジー好きで、テック産業に強い関心を持っている。南オーストラリア大学卒業後、マレーシアでモバイルVASサービスに従事し、その後ジャカルタに戻ってきた。マレーシアでは、Malaysian Mobile Content Providers Association(MMCP)の事務局員も務めた。それ以外では、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドのモバイルゲーム業界にも経験を持つ。彼女の楽しみは、読書、おいしいコーヒーを飲みながら素敵なカフェでくつろぐこと、そして新しい出会いだ。

【via e27】 @E27sg

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録