500Startupsがプログラム5期生のDemoDayをTwitter本社で開催

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【原文】

500demo

サンフランシスコの Twitter 本社で、500 Startups の Demo Day が開催された。会場は起業家や投資家で満員で、興奮冷めやらぬ状態だった。500Startups のアクセラレータ・プログラムの5回目の卒業生を見るのは、実に楽しい機会だった。今回の Demo Day のテーマは〝熱狂さ〟で、登壇した多くの起業家が聴衆に多くのエネルギーを放っていた。最初のセッションでは17件、次のセッションでは14件のピッチが披露された。キーノートには連続起業家で、Andreessen Horowitz のジェネラルマネージャー Chris Dixon が登壇した。

面倒な話は抜きにして、この夜に心に残ったスタートアップのいくつかを以下に取り上げる。(順序には、特に意味がない。)

Cubie: このソーシャル・チャット・アプリは、Android と iOS で利用可能だ。Draw Something で文字が打てるようにしたものを想像すればよいだろう。16カ国にわたるユーザから注目を集めており、次はアメリカ市場を攻める準備ができている。

Traity: すべての企業は社風適合について話をする。その話題が多くされるのは就職においてだろう。でも、Airplane Test については、もう話は十分だ。Traity は個性を標準化し、人が持っているものを数値化することで、この問題を解決する。

※訳注: Airplane Test とは、ある企業が人を採用する際、その人物とうまくやっていけるかどうかを、面接者が確認するプロセスを言う。

Kickfolio: 新しい iOSアプリを宣伝するには時間と費用がかかる。Kickfolio の自前プラットフォームを使うと、iOS アプリの開発者は、モバイル環境にリリースする前に、ユーザテストを目的として、アプリをウェブにアップロードできる。これにより、インタラクティヴなデモが実現でき、よりユーザとの関係を確立しやすくなる。

Compstak: 不動産業者はリース物件の取扱は難しいと言うだろう。Comstak は、リース物件ブローカー向けの取引プラットフォームを構築し、この問題を解決する。得られた情報は、投資ファンド、REIT、ヘッジファンドなどにも販売される。既にニューヨーク市内のリース物件の99%の情報を有しており、サンフランシスコでは2週間前にローンチした。

Waygo: インターネット接続無しで、中国語を英語に翻訳できる初のアプリ。中国語部分にあわせると、自動的に翻訳される。RedLaser(訳注:バーコードスキャンで、商品の価格や情報が表示されるスマートフォン・アプリ)の中英翻訳版だ。

Chewse: CEO はピッチの間、非常に熱を帯びていたが、彼女は社食のB2Bマーケット・プレースについて、パワフルなプレゼンテーションを行った。Chewse は、グループ・ランチやディナー向けのケータリング注文プロセスを、オンラインで簡素化する。現在2つの地域でテストローンチしており、海外展開を展望している。

iDreamBooks: Rotten Tomatoes(訳注:映画データベース)の書籍版。Amazon レビューではダメなのだろうか? Amazon では本の著者が、不用意に自分の著作への評価を持ち上げるのだそうだ。

Dealflicks: Priceline(訳注:ホテルや旅行のディスカウントサイト) の映画チケット版。映画チケットや入場券が最大で60%オフとなる。「我々は映画の客席のメジャーになる」とCEOは言う。多くの地方劇場と提携しており、現在は全国チェーンの映画館と交渉中だ。

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【via Technode】 @technodechina

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