iPadでさわってつまんで書くノート、davinci noteが提案する新しいブログの形

SHARE:

davinci-note

TwitterやFacebookを使う時間が増えてくればくるほど、自分の考えを整理する時間がなくなってくる。ブログは、自分だけの世界で考えや思ったこと、その日あったことなどをまとめたりするツールとして、10年以上前から使われている。

そんなブログも、スマホやタブレットの登場によってブログ自体も変わらなければいけないのではないか、そんな思いで作られたのが、「davinci note」だ。davinci noteは、iPad専用のブログ作成ツールで、2012年10月にリリースした。2012年6月に日本最大の図書検索サービス「カーリル」を事業譲渡したNote lnc.が開発をおこなっている。

「ビジョンとして、インターネットでものを作る人、見る人、遊ぶ人を支援したいと考えています。カーリルはインターネットを使う人がより便利に、という気持ちだった。davinci noteは、ブログを書いたりするなど作る人が、より簡単に、そしてキレイなUIでブログが書けることを意識した」

Nota lnc.代表の洛西一周氏は、語る。ソーシャルメディアなどを使うことで、ブログを書かなくなった人が多くなったが、しっかりと考えをまとめたり旅行などの記録を残していくために、ストック型のブログを改めて見直すべきなのでは、と考えている。davinci noteはそれらの問題を改善するため、キレイで簡単にブログが編集できるUIを開発。写真を選び、スタイルとテキストをいれるだけで、キレイなレイアウトにそったブログ作成ができるようになっている。記事内にいれた写真も、編集画面でピンチイン・ピンチアウトで写真を拡大でき、ドラッグ・アンド・ドロップで移動もできる。

3 IMG_0021

今回、davinci noteがリニューアルをおこない、これまでdavinci note内でのみブログ記事を作成できたのが、外部ブログ、例えばWordpressやはてなブログ、はてなダイアリー、Blogger、Jugemなど外部ブログへの転送が可能になった。これによって、davinci note内で作成した記事をエクスポートし、いつでも簡単にブログが作成するためのプラットフォームサービスへとなった。

「TwitterやFacebookなどの共有ボタンと同じように、各ブログに簡単に共有することができる。まだ細かな調整などは転送先のブログ編集画面でおこなわなければいけないが、写真とテキストとそれらを含めたレイアウトを転送するだけ。いまの時代のブログのあり方をこれから模索していきたい」

リリース当初から、英語版の対応をしており、海外からのユーザーも半数近いと語る。できるだけ文字や説明を少なくし、誰でも見ただけで分かるようなデザインを心がけている。2013年中に100万人ユーザを目標にしたいと洛西氏は語る。今後、iPhone版のリリースや有料スタイルの販売などのマネタイズも展開してく。

新しいブログ体験をしたい人は、ぜひdavinci noteをダウンロードしてもらいたい。以下に、サービス紹介動画をはっておく。

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録