2013.2.1

ZyngaがFarmVilleを開発する際にマネた、中国で最初にヒットしたソーシャルゲーム作品の盛衰

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【原文】

Happy-Farm-by-Five-Minutes-studio

Zyngaを有名にしたソーシャルゲームのFarmVilleを覚えているだろうか?FarmVilleは、Five Minutes(五分鐘)が制作したHappy Farm(開心農場)という中国のゲームをコピーしたものだった。Happy Farmが(2008年夏にリリースされた後)2009年に人気の頂点に達した時、同ゲームには中国の3つのソーシャルゲームプラットフォーム上で2300万人にも上るデイリーアクティブユーザがいた。

Happy Farmは大きなブームを呼び、学生や若いビジネスパーソンの話題となり、離婚の原因にもなった。また、そのやめられないゲームが子供の勉強の邪魔になることを懸念して、国営TVによって何かにつけて報道された。

Happy Farmがローンチしたのは中国のモバイルゲームが本格的に軌道に乗り出す前だった(中国で3Gが導入されたのは2009年になってからで、その時スマートフォンはまだ比較的目新しかった)。当時、同ゲームとその他の友達と一緒に遊べるゲームはオンラインの主要なエンターテイメントで、Renren(人人、NYSE:RENN)、Kaixin(開心)、Tencent(騰訊、HKG:0700)のQZone(Q空間)などのソーシャルネットワークの成長を煽った[1]。

この農場ゲームはFacebookへの進出も果たした。だが、カジュアルゲームの寿命は金魚のように短い。今やHappy Farmは中国のほとんどのカジュアルゲーマーの目には映らない。そのほとんどのゲーマーがモバイルゲームにうつり、Sina Weibo(新浪微博)のような新しいゲームプラットフォームで提供されるゲームの数々に圧倒されている。Happy Farm 2がリリースされたのは2010年初めだった。グラフィックもかなり良くなっていたが、人気(とヒット数)はそれほど良くなかった。

全盛期を過ぎる

Happy-Farm-made-by-Five-Minutes-studio-315x236QQ Techが報道しているように、Happy Farmという象徴的なゲームを作ったFive Minutesが近々閉鎖するという噂がある。QQ Techは、Five Minutesが今年8月に破産し、同社の資産の一部が中国のゲーム開発およびプラットフォームであるKingnetに売られたと主張しているが、CyberAgent Ventures(Five Minutesの投資会社)はFive Minutesが問題を抱えていることを否定し、一定期間の調整を経た後に新たなプロダクトをリリースする予定だと述べている。

しかし、Five Minutesの3人の設立者チームはそのまま残っているものの、同社が今年6月に社員の9割を解雇したことは周知のことだ。

Happy Farmではこれからも野菜が作られるだろう。同ゲームのライセンス版はRenrenで運営されているし、Tencentが買ったスピンオフのQQ Farmもこれまでと同じように運営されている(こちらを参照)。実際、そういう収入があれば、Five Minutesがスタジオとしてダメになってしまったのかどうかは定かではない。

だが、今やゲーマーは、ゾンビを打ちのめしたり、鳥を投げ飛ばしたり、街全体を作り上げるなどのゲームをしている。そして、私たちは直にやってくる次のゲームのトレンドに目を向け投資していくのだろう。

1.TencentのQZoneは長く運営されていて、ライバル企業のRenrenが参入する前から、自社のQQ IMプラットフォームでソーシャルゲームを提供している。QZoneは2009年の初めには2億人以上のユーザがいて、当時は中国で最大のソーシャルサイトだった。

2.農場/収穫ゲームのアイデアは実際には1996年にまでさかのぼる。日本で制作され、Super Nintendo向けにローンチされたHarvest Moonがその始まりだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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Steven Millward

Steven Millward

上海を拠点に、アジアのガジェット、ソーシャルメディア、文化の輝きを伝える。フィードバックなど伝えたいことがあれば、彼のPosterousのページからコンタクトしてほしい。

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