サンフランシスコの本選に参加するスタートアップが決定!「SF Japan Night」セミファイナルイベントが開催

Junya Mori by Junya Mori on 2013.2.9

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SF Japan Night は、日本のスタートアップをシリコンバレーで露出する機会をつくろうと、2010年にbtraxがスタートしたイベント。まず日本で海外進出に興味のあるスタートアップに予選に参加してもらい、そこからファイナリスト6社を決定する。選ばれたスタートアップには、3月上旬にサンフランシスコで開催される本選に参加できる。本選では、現地のメディア、投資家、起業家の前でピッチをすることになる。

詳しくは以前Sd Japanに掲載したbtrax代表のBrandon Hill 氏に行ったインタビューを読んでほしい。(2012年のシリコンバレーを振り返って─Brandon Hillに聞いた、アジア・スタートアップの攻勢とJapan Nightにかける思い

本日、SF Japan Nightのセミファイナルが原宿ラフォーレにて開催され、ゲストによるパネルトークと、スタートアップ15社によるピッチを行われた。

パネルディスカッション「世界における日本のプレゼンス」

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まずBrandon氏のモデレートのもと、元ライブドアホールディングス代表取締役社長、現小僧com株式会社代表取締役会長の平松 庚三氏。元ウノウ代表取締役社長、元Zynga Japan ジェネラル・マネージャー、現株式会社コウゾウ代表取締役社長の山田進太郎氏。楽天株式会社デジタルコンテンツ推進室担当執行役員の本間 毅氏の3名がゲストとして登壇。「世界における日本のプレゼンス」というテーマでディスカッションを行った。

日本から海外にもっていくならどのアプリがいいか、などはあまり関係がない。自分が作っているプロダクトがどこの地域で受けるのか、それはなぜなのか。その見極めができるかが大事で、そのために現地の様子を見たり、話を聞いたりすることが重要。

やりたいという強い思いが大事。それがあれば人種も性別も関係ない。

世の中をどう変えていきたいかという考えを持ち、情熱と信念で進めていく。

大事なのは情熱や何があっても諦めないという強い思いであること、人種や性別は関係ないといったことなどが話題にのぼった。海外マーケット進出のためにどのように英語を身につけるべきかという話題に対しては、しっかりと目的を持ち、努力することが求められるということが語られた。

スタートアップピッチ

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パネルディスカッションが終了した後は、前回のSF Japan Nightで優勝した「PiaScore」のデモンストレーションをはさみ、サンフランシスコ行きをかけた15社のピッチが行われた。

審査員としてスタートアップのピッチを評価したのは、Brandon氏に、テックブロガーとして著名なSerkan Toto氏、Crunchyroll K.Kのジェネラル・マネージャーのVince Shortino氏、KLab AmericaのCTO David Collier氏、Fun & Cool Ventures Inc.のCEO兼ファウンダーのGanesan Velayathan氏といった面々。

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・Librize

Librize

リブライズは、本を通じて人と場所をもっと面白くするサービス。本棚があるコミュニティスペースで「本の貸し借り」を支え、新しいコミュニケーションを生み出す仕組み作りをしている。リブライズにはBookspot、Street Library、BookLineの3つのサービスがある。

Bookspotは多くの本を所持しているが、持て余している人向け。バーコードスキャナーを使用して本のバーコードを読み取り、本を登録することができれば、自分の本棚が図書館のようになり、他のユーザがその本棚の本を借りることができる。

Street Libraryは、ショップなどで持っている専門書などの本をシェアできるというもの。様々なBookspotが集まると、町自体が大きな図書館のようになるという。BookLineについては明かされなかったが、今後リリース予定のサービスだそうだ。書籍「メッシュ」の中に登場しそうなサービスで、シェアビジネスの新しい形になるかもしれない。

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・comobaco

comobaco

comobacoは、モノを共有できるシェアボックスをリアル&ウェブ上に作成するサービス。ユーザが持っているものを共有し、欲しいと思っているものは共同購入する、人々の所有や消費行動に新たな選択肢を提案するものだ。

comobacoで、ユーザは二通りのアクションをとることができる。まず1つはコミュニティスペースに自分が持っているものを共有し、それを登録しておくShare Give、そして共有されているものを使うShare Takeだ。これによりコミュニティ内で誰かが所持しているものを、新しく買う必要がなくなり、価値をシェアすることができる。

もう1つは、Share Buyと呼ばれるアクション。これはコミュニティ内のメンバーで共同購入をするようなもので、何人かの人が欲しいと思ったものをお金を出しあって購入するというものだ。comobacoが提供する体験はシェアハウスやコワーキングスペースといったコミュニティを対象にしている様子。

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・Booklap

booklap

Booklapは、本の中の心に残ったフレーズを共有するサービス。これまで本を読んでいて、今まで付箋を貼ったり、ページの端を折ったりしたりしていた部分を、オンライン上で他の読者と共有できるようにしている。単純なレビューよりも、誰かの心に残ったフレーズから、新しい本との出逢いを提供しようという狙いがあるという。

このピッチでは、Booklap Cameraというアプリを準備していることを発表した。このアプリを使えば、本の中に登場したフレーズを共有しやすくなるという。本のためのGoogleだというBooklap。まずはアプリのリリースを楽しみに待ちたい。

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・chatperf

chatperf

chatperfは、今iPhoneに香りを届けるガジェットを開発中で、日本・世界で特許も申請中。開発中のガジェットを使用すれば、専用のアプリと連動して自動的に香りを出すことができるというものだ。

最近、音に関するサービスを紹介することが増えてきたが、視覚、聴覚以外の、嗅覚に働きかけるモバイルテクノロジーはほとんど登場していない。そういう意味でも注目のガジェットだ。

使用用途としては、たとえば朝起きるときに自動的にコーヒーの匂いがしたり、ゲームをプレイしているときに火薬の匂いがしてよりリアルさを感じられたり(火薬の匂いでリアルさを感じられる人がどれくらいいるかはわからないが)、匂いも相手に送れるSNSの機能に使ったり、匂いが重要な商品のプロモーションに使用したりといったことが考えられるという。

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・Messageleaf

MessageLeaf

Messageleafは、ブログなどのウェブサイトで、記事の読者がその作者に向けて直接メッセージを届けることができるツール。 読者がコンテンツを読み終わったタイミングで、ポップアップでウィンドウが表示され、作者宛てのメッセージをその場で記入できるようになる。

ポップアップウィンドウからFacebookを利用してログインし、メッセージのやりとりをするというモデルだが、Wordpressのプラグインや、DISQUSのようなコメントシステムと差別化を図るのが難しそうだ。

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・WHILL

WHILL

WHILLは次世代電動パーソナルモビリティの普及を目指している。WHILLは、昨年開催されたTechcrunch Tokyoのスタートアップバトルでも優勝した注目のハードウェアだ。type- A は、高齢者の方も健常者の方も楽しく使うことを可能にしている。

いくつかのタイプが開発されているが、今回のピッチではWHILL type Aが登場し、実際に乗車している様子もパフォーマンスした。

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・grafic

grafic

graficは、雑誌のようなビジュアルのブログが、スマートフォンだけで簡単に作れるアプリ。TwitterやFacebookの書き込みや、Instagram等でアップロードされる写真だけでは伝えきれない思いや感動を自由に表現しようというもの。

graficでブログを投稿しようとすると、パレットで色を自由に選べたり、写真の加工ができたり、壁紙を選んだり、テキストの加工やスタンプを押したりといろいろ工夫をほどこすことができるようになっている。

先日Sd JapanでiPadでさわってつまんで書くノートdavinci noteを紹介した。モバイルやiPadなどのデバイスでブログを書き、さらに画像加工など多くの加工を実施できるようになる方向性にも注目したい。

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・trippiece

trippiece

trippieceは、みんなで旅をつくるwebサービス。良い旅のプランを探すことが難しかったり、1人で旅のプランを考えることは負担が大きいことから、旅仲間と旅をつくり、旅に出ることで、今までにない体験を共有できるようにしようとしている。

一度trippieceを使用して旅にいったユーザのリピート率は高いという。trippieceは昨年開催された明星和楽にも登場し、英語でピッチを行なっていた

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・desighclue

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desighclueはデザインに特化したクラウドソーシングプラットフォームだ。言語変換機能も備えており、日本語で世界中のデザイナーにコンペ形式で案件を発注できる。現在、50ヶ国以上のデザイナーが登録し、登録ユーザの95%以上が海外のデザイナーという状態。

desighclueは先日約1500万円の調達を実施。言語の壁を超えやすいデザインに特化してサービスを成長させていく方針だ。

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・TexaGPS

TexaGPS

TexaGPSは、iPhoneの位置情報をiPadなどGPSを持たないWiFi専用のiOS機器へテザリング経由で分配するGPSサーバーのアプリケーション。このアプリを開発している有限会社たまは、なびすけHDというアプリも開発している。こちらはTexaGPSの機能を全て利用できるiPad専用の簡易カーナビゲーションアプリケーション。

両アプリを組み合わせて、TexaGPSでiPhoneの位置情報をiPadでも取得できるようにし、なびすけHDで簡易カーナビゲーションとして機能させることができる。

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・Beststyle.me

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多くの人は自分のファッションがこれでいいのかどうか、自信が持てないのではないだろうか。Beststyle.meはそんなスタイリングの悩みを解決する。

同サービスは、最もファッションに影響力のある、芸能界で活躍するトップスタイリストのコーディネートルールをシステムに落とし込み、そのコーディネートセンスを誰でも使えるサービスを提供している。またBeststyle.meは前期のインキュベイトキャンプの参加者でもある。

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・Terra Motors

TerraMotors

Terra Motorsは、日本の電動バイクマーケットのトップ企業。ハードウェアを扱うスタートアップとしては注目の企業のひとつ。同社はいくつかの電動バイクを取り扱っており、単にエンジンがモーターに変わるだけではなく、「快適コミューターの世界標準」という新たな価値の創造に注力している。

アジアの市場への進出を積極的に行なっており、アジアの都市で大量に走行する車が排出するガスの問題を解決したいという想いを持ち、事業を行なっている。

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・millionmoments

millionmoments

millionmomentsは、スマートフォンにどんどんたまっていく、たくさんの大切な写真を雑誌風の美しいレイアウトで楽しく振り返るためのフォトビューアーアプリ。

同アプリを使用すると、写真は自動的にアルバムに変換される。その写真にはラベルを貼ることができ、他のアルバムとしてまとめることも可能となっている。さらにアプリから写真をアップロードすることもでき、SNSにシェア可能だ。

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・ShareWis

ShareWis

ShareWisは、社会人向けの無料学習アプリ。一見見えにくい学習の成果を可視化し、目で見える形で学習の進捗を表現することで、学びのワクワクを感じながら、気軽に学習できるサービスを提供している。

ShareWisは、以前「ComingSooners」デモイベントにも登場していた。同サービスは、ユーザを着実に伸ばしている。

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・UI scope

UIscope

UI scopeは、スマホサービスのユーザテストをリモートで実施。クライアントからの依頼を受け、登録ユーザにユーザテストをしてもらう。ユーザにはその際お金が支払われ、学生などのアルバイト代わりにもなっている。リモートでテストが可能になったことにより、今まで敷居が高かったユーザテストの簡易化に成功している。

UI scopeは昨年10月に「MOVIDA Seed Acceleration Program」の第2期Demo Dayにてピッチを行なっており、Sd Japanではそのときのこともレポートしている。

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以上、15社がピッチを行い、次の6社がファイナリストとしてサンフランシスコ行きを決めた。

6th comobaco
5th grafic
4th designclue
3rd ShareWis
2nd UIscope
1st WHILL

以上の6社は、3月5日にサンフランシスコにて行われる本選にのぞむ。

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【追記:2013/02/14】
来月サンフランシスコで開催されるSF Japan Night ファイナルの情報が確定した。開催される場所は、これまでの場所から変更して「Yetizen」。開催は3月5日午後6時スタート。前回まではオーディエンス投票により審査を行なっていたが、今回からは審査員を呼んで審査を行うことになったそうだ。詳細は本サイトからどうぞ

今年の優勝を手にするのはどのチームだろうか。

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。編集者、著述家。フリーエージェントとして複数のメディアやプロジェクトに関わっている。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

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