美容系定期購入サービスの「Bellabox」がシリーズAの資金調達で140万米ドルを獲得

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【原文】

bellabox

オーストラリアのBellaboxが先日、シリーズAの資金調達で140万米ドル(130万豪ドル)を獲得したことを発表した。同ラウンドでは、スキンケアブランドのYes To Carrotsを共同設立したLance Kalish氏とElevation CapitalのディレクターであるTrevor Folsom氏がリードした。

Monash Private CapitalSuarePeg VenturesApex Capital Partnersなどの投資企業も同ラウンドに参加し、Monash Private Capitalはファンド組成と交渉面で支援を行った。

「美容ボックス」を販売する企業たちがアジアに旋風を巻き起こしている。これらの企業は定期購入サービスの1種で、定期購入とはエンドユーザが毎月の料金を支払って、キュレーションされたセット商品や個人に最適化された商品を購入するというサービス。定期購入サービスの多くが、ファッションや男性化粧品、ベビー用品などの、その他の分野にもサービスを拡大している。

2011年10月にオーストラリアでローンチされたBellaboxは、2012年4月にシンガポールへとサービスを拡大した。Bellaboxは2012年12月以来、6万箱の商品を出荷している。同サービスは双子の姉妹、Sarah Hamilton氏とEmily Hamilton氏によって設立された。

今回調達した資金は、マネージメントチームの増強、同地域でのマーケティング活動の実施、そして同社のeコマースサイトの拡大に活用される。

化粧品のサンプルを詰めた箱を顧客に送る以外に、Bellaboxはユーザが通常の大きさの商品を購入することのできるオンラインストアも運営している。化粧品ブランドはこの点を気に入っている。その理由は、そのオンラインストアの実績で、「美容ボックス」に詰めたサンプルに対する投資収益率を直接計ることができるからだ。

Bellaboxは、シンガポールのVanityTroveとオーストラリアのLushHaveItとの激しい競争に直面しつつある。VanityTroveは最近、台湾に進出を果たし、資金調達の真っ最中だ。

アジアにおける「美容ボックス」販売企業に関する所見および分析の全容は、当社のプレミアムレポート「Unwrapping the Beauty Box industry in Asia-Pacific(アジア太平洋地域における「美容ボックス」業界のベールをはがす)」で(有料)。同記事には次のような詳細を紹介している。

  • ・「美容ボックス」販売企業のビジネスモデル、およびそれがどのように実行されるべきか
  • ・同業界に関する事実と実績、そして各サービスの最新動向
  • ・アジアにおける同業界の成長の可能性
  • ・同業界が直面している課題、および、それをどのように軽減することができるか

【via SGE.io】 @SGEio

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