中国で音声関連のアプリがブレークするか?

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【原文】

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AppleのSiriが人との会話においてその能力を発揮し、人々の問題を解決に導いてきてから、アプリ市場ではこのトレンドに乗ろうとするクローンが増えてきている。(実際の所Siriは、その主人から投げかけられる、つまらなく時に馬鹿げた冗談に耳を傾けるのに飽きていたことだろう。)

例えばアメリカのGoogle Now、Baidu(百度)/Sogou(捜狗)/360音声アシスタント(智能360語音助手)や昨年私たちが取り上げたiFly Yudian(訊飛語点)がある。

これらのアプリの仕様は基本的にはSiriと同様である。スマートフォンに搭載された同様の音声アシスタントアプリに話しかけ、スマートフォンにオンラインで検索、天気予報の通知、誰かと通話やメール、近くのレストランの検索などを指示することができる。

中国におけるSiri系のサービスのブレークは音声アプリの発展の第一段階であるとするならば、私たちは多様な目的に適応した音声関連のアプリが台頭する発展の第二段階はまだ目撃していないことになる。

例えば、カラオケアプリである「Changba(唱吧)」はApp Storeでローンチすると一晩で成功をおさめた。音声に基づいたInstagramであるPapaもスマートフォンユーザの心をとらえた。これら二つのアプリは新しいアプリが台頭することが無いと思われた所、2012年の輝く星となった。

これらのアプリの他にも、人の音声とスマートフォンのマイクロフォンの力を最大限に生かした面白いアイディアが実現されようとしているが、この分野の将来にどれだけ期待がもてるだろうか。新参者は盛り上がりを感じて、このビジネスのサステナビリティ(持続可能性)を考慮せずに飛び込んでいるのか。何故正しく実行するより、早く実行することに集中するのか。

音声アプリがどこに向かい、どのようにお金を得られるようになるか、そして新しいユーザの獲得とモバイルのコミュニティを引きつける勢いを保ち続けることができるのかは未だ定かではない。

Papa(啪啪)のような音声アプリは娯楽アプリと位置づけられ、似たような機能と運営モデルを持っている。乱立している中では均質化は避けられないのは明白である。ベンチャーキャピタリストもこの盛り上がりに対して懸念を示している。彼らも音声関連のアプリが必須のソーシャルアプリに成りうるだけの魅力があるのか分からないからだ。

Papaに投資を行ったDiandian(点点)のファウンダーでCEOのJack Xuも音声アプリの利用状況がとても限定されていることが、このようなサービスが広まるための障壁になるということを認めている。

【via Technode】 @technodechina

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