2013.3.7

【企画】モバイルゲームとアドプラットフォームを開発するFun&Cool Venturesが、アジアのビジネスハブにシンガポールを選んだ理由

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本稿は、インフォコム・インベストメンツ(Infocomm Investments)の提供でお送りします。インフォコム・インベストメンツは、シンガポールの政府IT機関のベンチャーキャピタルです。アジア地域での成長やビジネス拡大を目指すスタートアップのよきパートナーとして、世界的に有名なベンチャーキャピタル各社とともに、グロース・ステージのITスタートアップに投資を行っています。

また、シンガポールに開発拠点の設置を検討するスタートアップには、エンジニア人材や市場へのアクセスを支援し、シンガポールの政府援助プログラムのアドバイスも行っています。詳しくは本稿最後のフォームからお問い合わせください。


fcv_logo日本の投資家から出資を受け、Ganesan Velayathan 氏が2012年5月に創業した Fun & Cool Ventures は、東京、シンガポール、クアラルンプールに拠点を置く。同社はスマートフォン(iPhone や Android)向けのモバイルゲームと自社アドプラットフォームの開発に特化しており、現在15名のスタッフを擁している。

創業後まもなくリリースされた、Fun & Cool Ventures の人気アプリ Sushi Friends は、既にダウンロード数で100万件を超えた。Sushi Friends は2012年10月にローンチ、2013年中には他のアプリを含め1000万ダウンロードを目指しており、アジアおよび南米市場を視野に入れている。また、Valayathan 氏は、シンガポールをテスト市場、そして、ASEAN 各国や他のアジア地域に進出する拠点として考えている。

Fun & Cool Ventures はこれまでに約15本のゲームをリリースしており、現在スピーディーかつコストのかからない方法でゲームの配信に注力している。すべてのゲームに自社のアドネットワークを搭載し、アナリティクス・サービスも提供する計画だ。このモデルは日本で一定の成功をおさめており、Fun & Cool Ventures はアジアでも同様に成功できると、Ganesan 氏は自信を見せる。

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モバイルゲーム業界に関わるようた背景をを教えてください。

携帯電話の初代インターネット(i-mode)が生まれた1999年からモバイル開発に従事しています。今までに20以上のi-modeアプリを開発し、サーチエンジン・マーケティング(SEM)、サーチエンジン・オプティマイゼーション(SEO)の経験を積みました。

Fun & Cool Ventures が開発した最初のゲームについて教えてください。

当社の最初のゲームは「Sushi Friends」で、Android MarketAppStore でダウンロードできます。18年以上東京に住んでみて、最初に頭に浮かんだ日本の好きなモノが寿司だったので、寿司ゲームを作ることにしました。「Sushi Friends」には、100種類以上の寿司が美しく描かれています。このゲームで遊べば、寿司の違った側面や種類を知ることもできるでしょう。ユーザが自信を持って寿司を注文できるよう、ガイドや一覧を作ることも考えています。

今までに何本のゲームをリリースされていますか。ダウンロード数の多いゲームタイトルを教えてください。

sushi100約15本のゲームをリリースしています。ゲーム名は、「Sushi Friends」「Burger Friends」「Pizza Friends」「Bar Friends」などです。「Sushi Friends」が最も成功したゲームです。4ヶ月間で100万件以上のダウンロード数を達成し、現在も毎月50万件のペースで伸び続けています。

一番のターゲット市場はどこですか。

主にアジア市場、日本、香港、中国、台湾、ASEAN 各国をターゲットにしています。Android が成長を見せる市場に照準を合わせるのが当社の戦略です。現在、当社のゲームを10カ国語に翻訳しています。ダウンロード数で30万件を達成した上でさらにユーザを取り込めそうなら、追加でさらに10カ国語に翻訳します。

Fun & Cool Ventures の収益モデルは?

現在は、無料でゲームを配信することに注力しています。今後、すべてのゲームに自社のアドネットワークを搭載し、アナリティクス・サービスも提供します。現在はスピーディーかつコストのかからない方法でゲーム配信し、ゲーム上に広告を出すことに注力しています。これは日本で成功したビジネスモデルでした。アジアの急速なモバイル普及を考えれば、同じことが日本以外のアジアでも実現できると自信を持っています。

シンガポールではどのような業務を展開していて、今後どのように進めようと考えていますか。

シンガポール拠点は、当社のアジア本社機能を持ってます。昨年5月に拠点を設置しました。マレーシア、インドネシア、フィリピンは、ゲームの開発拠点として機能しています。今年の計画では、シンガポールチームにゲーム開発、自社アドネットワーク・ソフトウェアの管理、モバイル・ゲームのアナリティクス・ソフトウェアの開発を担当させる予定です。2013年の早いうちに、シンガポールで少なくとも、あと7人社員を増やす計画です。

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Fun & Cool Ventures の拠点に、シンガポールを選んだのはなぜですか。

戦略的に有利な地理環境、そして、多くの日本のスタートアップがシンガポールに移転していることが理由に挙げられます。

シンガポールでの現在の運営規模を教えていただけますか。可能性のある市場と思われますか。

現在世界中に15人のスタッフが居ますが、うち、3人はシンガポールに居ます。当社はシンガポールを市場としては捉えず、市場が大きくないゆえ、テストをする好環境と考えています。重要なのは、当社が日本、中国、韓国、台湾、アメリカなど、お金を払ってくれる客が居る市場を狙うために、シンガポールを拠点として使っているということです。

シンガポールでビジネスをする上で難しいことはありましたか。シンガポールのモバイルゲーム・アプリ業界について考察を教えてください。

シンガポールという、この小さなコミュニティに、どうやってアプリやゲームを浸透させるかを考え過ぎている人が多いように思います。我々はより多くのユーザにリーチできる、インターネット時代に生きているのです。シンガポールは、マーケティングやビジネス開発ハブとして使うことで、大きな可能性が見出せると思います。また同時に、当社はシンガポールでゲーム・プラットフォーム開発のために人材を雇用しようと考えています。2013年中に7人を雇用し、翌年にはさらに20人を雇用する計画です。

今後の成長やビジネス展開の観点から、Fun & Cool Ventures は今後12〜18ヶ月の間にどのように展開する予定ですか。

2013年中に、自社アドネットワーク経由で1000万ダウンロードの達成を目指しています。今後、ゲームタイトルは50本を数えるようになり、うち5〜6本はメジャーヒットに、10本くらいは、そこそこのヒットになることを期待しています。2013年中には、当社はブラジルや南米諸国に注力したいと思います。その頃までに、南米がアジアに匹敵する大きな市場に成長していることでしょう。

(取材協力/Fun & Cool Ventures、企画・構成/インフォコム・インベストメンツ)

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THE BRIDGE編集部

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