「Kakao Page」は、コンテンツの制作者が音楽、動画、eブックやその他のデジタルコンテンツをユーザ7000万人がいるKakao Talkマーケットで販売することができるオンライン配信プラットフォームだ。
デスクトップやモバイルデバイス向けの無料アプリやコンテンツが人気であるにもかかわらず、eコマースプラットフォームはオンラインの有料コンテンツにも市場があるだろうと楽観的だ。Kakao Talkの開発者らはそのような有料コンテンツのマーケットプレイスを立ち上げる計画を以前に発表しており、最近になって「Kakao Page」をローンチした。
Kakao Pageは、アーティスト、ライター、ミュージシャン、その他のクリエイティブ系の個人およびグループをターゲットにしている。同プラットフォームは曲や歌、映像、eブックなどをKakao Talkのその他のユーザに販売・促進するために活用することができる。
同社CEOのBrian Kim氏は、Kakao Pageがデジタルコンテンツ向けの単なるオンラインレポジトリではないと語る。「App StoreやGoogle Playなどにコンテンツがアップロードされていますが、それらのコンテンツに注目が集まることはありません。Kakao Pageはコンテンツの配信プラットフォームです。誰でもコンテンツを作成することができ、Kakao Pageはそのコンテンツを皆の目に触れるように掲載します。」と同氏は述べている。
VentureSquareは、Kakao Pageに無料コンテンツがないことから、同サービスは最初に少し苦労するかもしれないと指摘している。だが、Kakao Talkは収益が上げられるコンテンツ制作者が3年以内に100万人に達すると楽観的だ。Kakao Pageへのアクセスは無料だが、同社はコンテンツが販売された場合には手数料を請求する予定だ。
これら新しいプラットフォームのローンチは、韓国のKakao Talkが同社のモバイルメッセージアプリに有効なビジネスモデルを実際に見つけることができるという考えを証明するものだ。同ネットワークのユーザベースは7000万人にまで成長している。その成長を促進したのは、ゲームプラットフォームのローンチや、ゲーム及びアプリのデベロッパーがそれぞれのアプリやプラットフォームにKakao Talkを組み込むことのできるサービス「Chatting Plus」を導入したからだ。
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