スマートフォンで顧客とつながる、日本のファッションブランド「LIP SERVICE」

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【原文】

日本のO2O市場は、2017年までに50兆円に達すると言われている。この成長市場ではスマートフォンが重要な役割を果たすだろうが、ブランドはできる限り多くの方法でモバイルデバイスを活用し、消費者の期待に応えようとしている。10代〜20代の消費者のスマートフォン普及率は、30%〜50% に上ると言われているからだ。

LipService-O2O-app若い女性をターゲットにするブランドがこのことに着目し、店頭での売上や顧客とのコミュニケーションを増やそうと、プロモーションにモバイルを活用している。LIP SERVICE というブランドがそれだ。

LIP SERVICE を運営するクレッジは、最近デジタルエージェンシーのビルコムが開発したO2O向けのサービス Push Shop を搭載したアンドロイドアプリをリリースした。Push Shop を使えば、ブランドは位置情報対応のプッシュ通知機能を持ったモバイルアプリを開発することができる。このサービスは、月額9,800円(約103ドル)から利用が可能だ。

デジタル・マーケティング戦略の一環として、LIP SERVICE は積極的にチャップアプリの LINE を活用し、クーポンや販売情報を日本国内1千万人のユーザに配信している。これまでに LINE を通じて2万人を超えるフレンドを獲得しており、この宣伝を通じて、売上は前週比で50%の伸びを記録している。

クレッジは、80% の売上がスマートフォンからもたらされるという、Atomicboxx というEコマースサービスも展開している。このサイトでは、最近リアルタイムの在庫情報の提供を開始され、情報は30分毎に更新される。今月末には、iPhone 版もリリースするとのことだ。

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