収益化を狙う中国のメッセージアプリWeChat(微信)、企業アカウント向け「カスタムメニュー」機能のベータテストを開始

Charlie Custer by Charlie Custer on 2013.3.12

【原文】

TencentWeChat(中国ではWeixin=微信として知られる)は、ユーザ数が3億に達していることから見ても、巨大なアプリだ。けれども、中国のテック系企業はマイクロブログのWeiboから、何億というユーザ数は必ずしも大きな利益を生み出すわけではなく、ユーザをイライラさせずに収益化するのは無理な注文であることを学んだ。

中国のスタートアップブログである36krは、WeChatが新機能のテストをしていると伝えている。(ブランドなどの)WeChatの公式アカウントで、WeChat内のショッピングやその他の取引を統合できるカスタムメニューを作成できるようにしたという。例えば下の画像を見てもらうと、これまでは、ブランドは投稿されたメッセージのみでしかやり取りができなかった。しかし今回、この美容ブランドは下部のナビゲーションバーにカスタマイズボタンを追加できようになった。

wechat manetize

例えば、左のボタンは同社の公式サイトへのリンクになっている。中央のボタンは顧客が予約をするために利用できる電話番号へとユーザを誘導する。右のボタンは携帯電話のGPS情報に基づいて、自動的にユーザの近くにある店の場所を表示する。

同サービスにはまだモバイル決済ソリューションが備えられていないが、Tencent(騰訊)は中国のWeChatで使用されると噂されている独自のTenpayを持っている。しかしTencentの担当者は、今年WeChatの企業アカウントへの変更がさらに行われると36krに話している。

同社はアプリ内購入を統合し、他のオンラインやモバイルでの決済方法と同じように、取引からマージンを取るという。これは、モバイル端末からのインターネット利用に関連するあらゆることを、拡張を続けるアプリWeChat内で体験可能にしようとするTencentの試みに過ぎない。

現在、カスタムブランドメニュー機能は非常に限られたテストアカウントのみが利用可能だが、すぐにでもTencentは正式運用を開始し、収益化に焦点を当てた他の変更を行う可能性が高いと言われている。WeChatは勢いに乗り、猛烈なペースで進化してきた。Tencentは、アジアのユーザが利用できる他の多くの優秀なチャットアプリのどれかに追い抜かれることを恐れて、ペースを落とすようなことはないだろう。

(via 36kr)

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

Charlie Custer

Charlie Custer

チャーリー・カスターは、 ChinaGeeks.org の創立者。中国に関する、ドキュメンタリーフィルム、ライティング、取材、翻訳、ビデオ制作などを手がける。ツイッターのアカウントは、 @ChinaGeeks。

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