シンガポールのスタートアップがベビー用品の定期購入サービス「White As Milk」を提供

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【原文】

WhiteAsMilk-online-store

これまでに美味しいもの高級品を毎月届けてくれる定期購入eコマースのスタートアップを見てきたが、もっと日常的でかさばるような生活必需品ではどうだろうか?

シンガポールに拠点を置くWhite As Milkは、乳幼児を持つ親が毎月の「定期購入」サービスでベビー用品を受け取ることができたり、おむつや粉ミルクなどの個別の商品を注文することのできるオンラインストアを提供したいと思っている。

シンガポールのオンラインショップたちはこのようなタイプのお店を受け入れる状態にある、とWhite As MilkのGuillaume Chocteau氏は言う。同サービスは、ベビー用品を専門に販売するThe Honest Companyのようなアメリカのお店をモデルにしている。

White As Milkを利用すれば、一番重くて最もよく使う消耗品を家まで配達してもらえる ——できれば、スーパーよりも価格が安ければいいのだが—— 。さらには、例えば、赤ちゃんに想定以上のおむつが必要な場合、毎月の注文数を増やせるという柔軟性もこのサービスにはある。

Guillaume氏はさらに、White As Milkは現在同氏を含む2人の正社員で運営していると語る。パートのスタッフは、ブログなどの補助コンテンツに取り組んでいる。同サービスはシード資金を調達しているが、出資者は明らかにされていない。そして、今はシンガポール市場に注力し「提供しているサービスが有効かどうか試している」とのことだ。また、Guillaume氏は次のように付け加え述べている。

White As Milk

「最初の目標は、6か月間で200人の定期購入者を獲得することです。もし、このビジネスモデルがシンガポールで有効なら、毎月定期的に支払いをすることが問題にならない、アジア地域の成熟した市場や人口の集中した都市にサービスを拡大したいと思います。」

White As Milkは企業に対して、小売店を通すよりもシンプルかつコストの安い方法で、「ベビー用品ブランドのプロダクトをシンガポールでソフトローンチする手助け」ができる。定期購入サイトが一定の規模にまで成長すれば、ブランドとの条件交渉が有利になり、さらには、より高級な商品を扱うことができるようになるだろう。

インドネシアでは、Bilnaというベビー用品を専門に扱うオンラインストアが新たにできている。どうやら、ベビー用品のオンラインストアが東南アジアでローンチするにはいい時期のようだ。だが、定期購入モデルを採用しようとするスタートアップはない。現段階でWhite As Milkの最大の競争相手は、シンガポールにもオンラインストアの支店を出した、大手小売チェーン店のMotherCareだろう。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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