第7回サムライベンチャーサミットで出会った、9つの素晴らしいアイデア

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2013.4.23

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先週末、東京にある日本マイクロソフトのオフィスでは、第7回サムライベンチャーサミットが開催された。サムライインキュベートが開催する年に2回のイベントだ。イベントで目を引いたスタートアップについて取り上げてみたい。

WebPay


webpay_logoサンフランシスコと東京に本拠を置く FluxFlex は、WebPay と呼ばれるウェブ開発者向けのカード決済ソリューションを開発した。

一般的に、国際的なカード取引ルールでは国境を越えた取引は許可されておらず、ある国でのカード決済は、その国のカード会社で処理される必要がある。WebPay は日本市場において、ウェブ決済サービス向けのカード取引需要を満たしたい考えだ。

同社は2010年に、Github と連携するクラウドサービスを立ち上げたが、これを完全にシャットダウンした。現在は、日本で最も歴史のあるカードソリューション提供会社で、日本最大のウェブ・コングロマリットの子会社である、GMO Payment Gateway との提携により、この決済ソリューションに注力したい考えだ。

Festival Lover

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Festival lover は、日本中の音楽フェスティバルイベントの体験を共有する、ソーシャル・ネットワーク・プラットフォームと掲示板だ。面白いイベントに参加したら、その体験を他ユーザと共有し、見たことや楽しんだことを記録することができる。

Carnol


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Carnol は、ユーザに新車に試乗する機会を与えてくれるサービスだ。日本の若年層、特に、東京や大阪の人口密集状態にある都市部では、車の所有に興味を持たなくなっており、日本の自動車メーカーは頭を悩ませている。自動車ディーラーは、新しい潜在顧客にリーチするよい方法を持たず、辛い時期を送っている。

このサービスを作ったスタートアップ Samurai Infinity は、多くの地域ディーラーと提携し、消費者に乗りたい車に試乗する機会を提供しようとしている。この方法であれば、自動車ディーラーもこれまでは難しかった新しい顧客層にアクセスすることができる。

同社は2012年にサイバーエージェントのモックアップ・プラン・コンテストで銀賞を受賞し、現在はサムライインキュベートの支援を受けている。

Passta と PassSquare

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これら両サービスは、Monoplane 社により提供されている。東京を拠点とするこのスタートアップは、実店舗オーナーをターゲットにしており、Apple の Passbook 技術を用いて、顧客獲得ソリューションを提供するのに特化している。

Passta はウェブアプリで、これを使って小売業者は潜在顧客向けに Passbook クーポンを作成することができる。テンプレートを用いることにより、ユーザは小売業者のウェブサイト、ロゴ、場所へリンクの入ったクーポンを作ることができる。

PassSquare は、ユーザが近隣のショップや小売業者で使える Passbook クーポンを手に入れられる顧客ソリューションだ。これらのクーポンを発行する小売業者にとっては、PassSquare の配信ネットワークを使ってより多くの消費者にクーポンを届けることができる。

Documotion

Documotion は、書類のスキャン機能を持った、ワークフロー・マネージメント・システムだ。日本のビジネス、特に、昔ながら、または、ヒエラルキー化された企業では、すべてのタスクは経営層のハンコの入った書類をベースに処理される。多くの書類があるため、それに苦しめられる企業もあるし、直接、お金を稼ぐことには関係しない非効率なペーパーワークが生まれる。

このアプリはユーザに書類をスキャンさせ、特別な許可が必要な場合は、経営層にそれを転送することができる。残念ながらOCR機能はついていないので、数字や説明は手入力する必要がある。

Solution WiFi

solution-wifi_logo日本を訪れる外国人旅行客は、しばしば、日本でネットワーク接続を見つける事にくろうするだろう。ローカルのモバイルキャリアが提供する 3G のローミングサービスは費用が多価格、空港到着時に多くの人々がプリペイドSIMカードを購入したり、WiFiドングルをレンタルするが、それもまだ高い。ローカルのWiFiサービスは、主にローカルのキャリアサービスを契約している地元の人々に提供されているものだ。日本ではすべての公共WiFiサービスは、政府からユーザを認証し、利用記録をとることが求められている。法的な強制力により、犯罪や違法なことを記録することができるからだ。

SolutionWiFi を使えば、小売業者が Facebook 認証と「いいね」で、顧客に無料の WiFiアクセスを提供することができる。顧客は認証やサインアップのための複雑なプロセスを必要としないし、小売業者は Facebook ファンページに「いいね」をもらうことができ、オフラインのみならずオンラインでも顧客獲得に寄与できるのだ。

落とし物ドットコム

otoshimonotag_on_iphone落とし物ドットコムは、オンラインの落とし物探し相談所だ。落とし物をもつけたら、近隣の警察に届けることになる。しかし日本では、警察官に多くの質問をされ、書類も作成しなければならない。これは往々にして時間を費やし、たとえ落とし主を助けたくても、落とし物を届けるのが面倒になってしまう。

落とし物ドットコムは、フリーダイヤルのホットラインの固有QRコードがが印刷されたステッカーを開発した。これにより、あなたの落とし物を発見した人は報告したいと思うだろうし、後にあなたは落とし物をオンラインで見つけることができるのだ。このステッカーは Amazon Japan で購入可能で、2枚で13ドルだ。

Colotown

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Colotown は、近隣の人々とつながりあうための位置ベースのコミュニティだ。位置に関係なくユーザ同士をつなぐソーシャル・ネットワークは多く存在する。しかし、Colotown の開発者は近隣の出来事をユーザがシェアできる場所が必要だと考えた。このサービスを使えば、3つ前の街エリアを登録でき、スーパーのタイムセールなど、そのエリアで起きていることを知ることができる。

開発者はこの近隣に特化したサービスで、主婦などの比較的限られたエリアで時間を費やす人々を魅了したいと考えている。近隣には電子サインボードなども設置し、つぶやきなどを表示することで、通行人にオンライン・コミュニティとつながってもらったり、その地域で起きている出来事を知ってもらいたいと考えている。

Gamba

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会社で仕事していれば、一日の終わりに経営層に対して、どんな仕事を完了し、次の日にどんな仕事をやるのか、報告の提出を求められることがあるだろう。これは面倒なことで、報告を怠れば、経営層と問題が生じるだろう。

Gamba は日報を提出することに特化した社内コミュニケーション・プラットフォームだ。ビジネス・コミュニケーション・プラットフォームに、Twitter や Faceboo のようなショートメッセージ機能を持ちこんでおり、仕事内容を同僚や経営層に報告するのを助ける。

このスタートアップは、以前、NTT R&D、Klab、楽天トラベルで勤務していた森田昌宏氏によって、2012年に創業された。

【原文】

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