就職活動に“飛び級”の発想を取り入れるFacebook連携サービス「WILD CARD」

Yukari Mitsuhashi by Yukari Mitsuhashi on 2013.4.12

wildcard-logo

就活プロセスのゲームチェンジャーになることを目指し、4月3日にリリースされたのがWild Cardだ。“就活に「飛び級」を”をコンセプトに、内定をきっかけに優秀でユニークな学生が他社選考を「飛び級」できるサービスだ。

就職活動中の学生は、Facebookに登録後、受け取った内定証明をアップロードする。事務局の承認が下りると、内定先以外の企業はそれを検索でき、スカウトが飛んでくる。企業からのスカウトに対して「いいね!」すると、人事側と直接やり取りができて選考がスタートする。Wild Cardを活用することで、エントリーシートの入力、筆記試験、グループ選考といった就職面接の初期ステップを省くことができるのだ。スカウトをきっかけに話が進むと、いきなり人事や役員面接が始まるという。

wildcard-studentβ版のリリース後、一週間で既に500人の学生が登録している。登録している学生の多くは大手有名企業からの内定を得ている。企業にとっても、既に他社のスクリーニングを突破した一定レベル以上の人材に効率よくアプローチできるというメリットがある。アプローチした学生が実際に入社すると、成果報酬で企業側に料金が発生する。また理系などに絞って学生を探すことも可能だ。

ワイルドカードの代表である森山大朗氏が、自身のリクルートエイブリック(現リクルートキャリア)の人事経験を経て、既存の就職活動のあり方に疑問に感じたことへのソリューションがWild Cardだという。

この学生は飛び抜けて優秀だと感じ、自分の物差しでは測れないなと感じたら、規定の選考をすっ飛ばして独自のプロセスを考案できることが許されていた。リクルートやアクセンチュア、一部のIT企業などでは、欲しい学生に対してはかなり柔軟に対応している。中には、通常の選考プロセス飛ばして採用されたような先輩も大勢いた。内定が出たことがきっかけになって、学生にとって、逆に職業の選択肢が広がるようになればいいと思っている。

もちろん優秀であることが前提になるが、海外の学校では珍しくない「飛び級」を、日本の就職文化に取り入れるという新しい取り組みだ。まさにStartup Datingが掲げるChange the gameというテーマにあったスタートアップ。今後も動向をチェックしていきたい。

Yukari Mitsuhashi

Yukari Mitsuhashi

三橋ゆか里。東京在住のTechライター。フリーランスになる前は、日本のスタートアップ数社にて勤務。彼女のブログ「Techdoll.jp」は、海外のスタートアップを日本市場に紹介している。映画「ソーシャル・ネットワーク」の日本語字幕と吹替を監修。Twitter アカウント @yukari77

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