先日あったサプライズニュースは、日本企業のエン・ジャパンがベトナム最大の就職支援会社VietnamWorksを運営するNavigosグループを買収するということだ。

ベトナムでは、VietnamWorksは職探しの代名詞的存在だ。求職サイトでは断トツトップのサイトで、求人情報が何千とあり、新しい求人情報は1日あたり平均200件ほど追加される。日本のトップオンライン就職支援会社のひとつであるエン・ジャパンは、韓国、シンガポール、香港、中国、オーストラリアなど、日本以外のアジア地域に拡大してきた。

今回の買収で、同社は東南アジアに初進出ということになる。取引の詳細はまだ確認されておらず、今後その内容が明らかになるかも疑わしいが、確実にスタートアップコミュニティに衝撃を与えるものになるだろう。地元ベトナムのニュースサイトCafebiz.vnは今年初めに、今回の取引額は約2200万米ドルになると推測している。

2月には、アメリカのCareerBuilderがVON（Vietnam Online Network）を買収した。VONはベトナムで2番目の規模を誇る就職支援サイトKiemViec.comを運営している。これを人々は不思議に思った。なぜCareerBuilderはVietnamWorksに目を付けなかったのだろう、と。VietnamWorksがよそに目を向けていたからだろう。

オンライン業界ではVietnamWorksは非常に規模が大きく大成功を収めている存在なので、ベトナムのスタートアップシーンにとってこのニュースはとてつもないインパクトを持つ。VietnamWorksのCEOにコメントを求めてコンタクトしたので、また最新情報をお届けしよう。

このニュースを届けてくれたChris Harvey氏に感謝します。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】