音声特化型クラウドソーシング「Voip!」が資金調達ーー外国語音声の提供もスタートし翻訳領域のカバーも見込む

by Junya Mori Junya Mori on 2013.5.24

Some rights reserved by sparetomato
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「Voip!」は、声優事務所や専門学校と提携し、日本最大級の1500名以上の声優ネットワークを活用し、企業向けにソーシャルゲームや恋愛・乙女ゲームのキャラボイスなど、様々なニーズに応じた音声コンテンツを格安で提供する、音声クラウドソーシングサービス。

本日、Voip!は、法人・個人を対象に、外国語音声を提供に対応し、オンラインでの注文を通じて格安の価格にて、日本語以外の音声コンテンツの提供を開始した。

英語や中国語の他、スペイン語・フランス語・イタリア語などの言語に対応する。外国語音声の収録には、海外の企業と連携。各言語のネイティブのプロスピーカーが収録を行う。

今年の1月30日にローンチした同サービスは、現在登録声優数は1,500名を突破し、大手企業との取引も行われるようになってきているという。この音声クラウドソーシングのサービス対象には、教育・出版・翻訳・ソーシャルゲーム業界などの企業が考えられており、外国語音声への対応により、サービス対象領域のさらなる拡大を目指す。

Voip!を運営するGrood代表の原口氏は、音声コンテンツの需要について、以下のように語ってくれた。

1番目がソーシャルゲームを中心としたスマホアプリ業界、2番目が教育業界です。教育業界においては子供向けコンテンツ等でご利用頂いています。今後、外国語音声を開始することによって、より多くの教育業の方に使って頂けると思いますし、グローバル展開を狙うSAP様や、出版業の方にもご利用頂けるかと思います。

9,000 word 以内の英文であれば、最長でもご発注の翌日から数えて3営業日以内に納品を行うとしており、さらにはクライアントがクオリティに納得できるまで無制限でリテイクを可能にすることで、コンテンツの質を保証している。

発注は全てオンライン上で完結させることが可能。近日中にクレジットカード決済機能の実装を予定し、さらに今後は、翻訳やネイティブチェックなどのサービス提供の開始も想定しているとのこと。

企業だけでなく個人学習者などもを対象としており、ネイティブのプロスピーカー・ナレーターによる高品質な外国語音声素材の作成を、Voip!は安価に、かつ早く提供する。

特化型クラウドソーシング

先日、Sd Japanではイラストのクラウドソーシングサービス「MUGENUP」の一岡氏へのインタビュー記事を掲載した。同サービスは、イラスト制作に特化してサービスを提供する特化型のクラウドソーシングサービス。

インタビュー記事でも触れたように、特化型であることで、工程の徹底的な標準化とスキルの可視化が可能になるというメリットがある。Voip!も、音声に特化した特化型クラウドソーシングサービス。MUGENUPと同じモデルを、別ジャンルのコンテンツで実現しようとしている。扱うコンテンツへのニーズや、産業の構造も似ている部分があり、MUGENUPのようにVoip!も今後成長していくことが予測される。

また、本日Voip!はEast Venturesを割当先とする第三者割当増資の実施を発表。今回調達した資金により、同サービス運営体制を強化行なっていく。なお調達した金額は非公開。同スタートアップは、2012年3月のIncubate Camp 3rdで優勝し、社外取締役に本間真彦氏が加わり、Incubate Fundより出資と、メンタリングを受けながら事業を運営してきていた。

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