China Mobile(中国移動)とChina Unionpay(中国銀聯)がモバイル決済ソリューションをローンチ、中国の8つの銀行も参加

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china mobileChina UnionPay(中国銀聯)とChina Mobile(中国移動)は5月、両社共同の取り組みとしてモバイル決済プラットフォームをローンチした。中国銀行、中信銀行、中国光大銀行、中国民生銀行、広発銀行、上海浦東発展銀行、上海銀行、および北京銀行が商業銀行として、同プラットフォームに最初に参画する(中文記事)。

この新しい決済ソリューションの利用には、NFC(近距離無線通信)が可能な携帯電話(現在は、HTCのOneと、SamsungのGalaxy S3とS4、Huawei(華為)とZTE(中興)社のいくつかのモデルに搭載されているのみ)とカスタマイズされたSIMカードが必要となる。China Mobileの利用者なら、既存のSIMカードを新しいものに無料で交換することが可能だ。

ユーザはまず、同サービスの利用申請を行い、認証されれば申請書が携帯にダウンロードされ、ユーザの銀行口座とリンクされる。

このモバイル決済システムを利用すれば、SIMカードが銀行口座の役割を果たし、モバイル通信ネットワークを通じて、クレジットカードの返済や便利な公共料金の支払い、オンラインショッピングの決済など、遠隔決済を行うことができる。

さらに、ユーザはコンビニや自動販売機、UnionPayの「Quick Pass(網付)」の表示がある場所で迅速な支払いをすることもできる。また、パスワードの入力やサインをする必要もない。地下鉄の駅や、高速鉄道の駅、高速道路の料金所、そして駐車場など、さまざまな場所で利用ができるようになる。

現在は、スターバックスやハーゲンダッツ、マニングス(万寧)、中信書店などの小売店が同ソリューションをサポートしている。そして、近い将来には、バスの乗車料金も交通カードではなく携帯電話をかざして支払をすることができるだろう。

image credit: sinaimg.cn(新浪図片)

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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