夏の到来に向けて、魅せるカラダが作れるアプリDesign Your Body - BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報

夏に美しいカラダを見せたがる女性に限って、科学的根拠のない方法を試して、健康を害するケースが多い。韓国疾病管理本部が発表した「2012年青少年の健康状態」のオンライン調査結果によれば、韓国全土の中高生72,229人のうち20.1%は、食べ物を摂らなかったり、食後に吐いたり、下剤を使ったりする方法でダイエットの経験があるとわかった。ダイエットの副作用を経験した人の多くは、専門家に相談せずダイエット食品を購入・摂取し、その結果、深刻な副作用に陥っている。

氾濫する信憑性の乏しいニュースや広告に弄ばれることなく、健康的なダイエットを求めている人々に向けたサービスは無いのだろうか。楽に痩せたいという人々の欲を利用した広告や商品の洪水の中で、ゆっくりでも適切にダイエットできる方法はないのだろうか。検証されたデータ、運動、食事によって、適切な食習慣で体質を改善したいなら、Design Your Body（代表：ムン・ジョンス＝문종수）を試してみよう。

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アプリを使って、ユーザの体質や体型をデザインする

Design Your Body（以下、DYB と略す）は、健康の専門家を起用し、トレーニング、ピラティス、ホームトレーニング映像で楽しくエクササイズできる環境を提供する。単純にバラバラの映像を見るだけでなく、強化したい部位のみを選択して、独自のプログラムを作成し、記録できる機能も提供する。DYB が独自提供する運動プログラムに沿って体型を管理できるのに加え、有名トレーナーのプログラムを選択して、ホームトレーニングを有料で受けることもできる。

ホームトレーニングの利点は、時間と場所に関係なく、いつでもどこでも体型を改善することができる「習慣化」にある。ジムを往復すうr時間を節約し、自分の運動能力に合ったスピードと休息をとりながら効果的な運動が可能である。DYB のムン・ジョンス代表は、「本で紹介されたエクササイズの説明と写真だけでは、正確な動作や姿勢はわからない。リアルなエクササイズの情報を提供するプラットフォームへと進化させたい」と抱負を述べた。

Design Your Bodyの差別化戦略

しかし、すでにYouTubeのや各種スポーツ専門メディアやブログでは、多くの動画が流通している。これらとは、どのように差別化するのだろうか。単にモバイルで強化したいカラダの部位の映像サービスとして考えれば、消費者にアピールできる要素はほとんどない。ムン代表は、次のように説明してくれた。

もちろん、既にあるプラットフォームやサービスは、そのコンテンツの多さで消費者に大きな影響力を持っています。しかし、自分で制作していないコンテンツをキュレーションする場合、制限が多いですね。DYBは、医学やトレーニングの業界で有名な人々を起用したコンテンツを流通させます。氾濫するダイエットやエクササイズの情報の中で、信頼のある「エクササイズ習慣」をもたらすのが私たちの目標です。

今後、ユーザが入力したデータに基づいてカスタマイズされたサービスを提供するが、当面は、コンテンツ量産に注力する計画だ。ムン代表自信も、現在のフィットネストレーナーの助けを借りてダイエットプログラムを実行しており、そのダイエットの体験談をマーケティングに活用するつもりだ。

自分が経験もしていないのに、ユーザを満足させるサービスなど発表できません。ハードなエクササイズと食事療法で、短時間にカラダを鍛えようとする非現実的なプログラムではなく、お酒も飲み夜食も食べながら、人間的な方法でダイエットできるプログラムを作りたい。

健康だけではなく、ライフスタイルをデザインする

DYBを展開するスタートアップの社名は、Design Your Life である。DYB は健康を気にする人たちの手による、最初のプロジェクトだ。単に見た目の美しさだけではなく、バランスのとれた生活が送れるよう、ライフスタイルのデザインに特化している。

「生活に関連する、あらゆる有益コンテンツの流通プラットフォームにしたいです。健康だけでなく、生活関連のすべてのコンテンツを DYL (Design Your Life) を使って世界に広げたいと考えています。情報を発信したい人と、厳選された情報を受け取りたい人を満足させるサービスを作ること。この目標に向かって進むことが、我々の目的だと考えています。」

ムン代表は、ヘルストレーナーから聞いた、ちょっとした情報を実行するだけで、カラダつきが変わっていくことを述べた。ネット上の根拠のない情報を捨て、専門家が教えてくれるハイクラスな情報によってカラダと心を改め、習慣を改善し、ライフスタイルを変えていくこと。インタビューの間、ムン代表が強調していた鉄則とは、「ホンモノであること、正直であること、わかちあうこと」だった。

ダイエットは、自分の限界や能力を試せる機会を提供してくれるが、繰り返して行うことで、確かな成果を見ることができる。しかし、着実に努力することで得られる健康とは見た目ではなく、習慣と持久力だ。ムン代表は、DYB や DYL を通して、ユーザの人生を前向きにしようと習慣をデザインしているのではないか。DYL が描く目標が具体化されるかどうか、将来が期待される。