NYの健康支援系韓国スタートアップNoomが、バッテリをほとんど消費しない歩数計アプリをリリース

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noomwalk_cover本稿記事中、商標権侵害の恐れがあったため、一部表現を「歩数計」に改めました。

ニューヨークで立ち上がった韓国スタートアップ Noom については、以前この記事でも取り上げている。昨年末にはダイエット・コーチ・アプリをリリースし、世界の有力VCから総額260万ドルを調達した。

その Noom が今日、Android 向けに無料の歩数計アプリ「Noom Walk」をリリースした(iPhone 版は準備中)。歩数計アプリは数多くあれど、Noom Walk の特長は、バッテリをほとんど消費しないことだ。歩数計専用機を持ち歩くのは面倒だし、かといって、スマホアプリで歩数を計測したために、バッテリが切れて電話できなくなってしまっては、スマホ本来の役割が果たせない。

Noom Walk を24時間フルに使い続けても、バックグラウンドに常駐して歩数を計測するのに必要な電力は、スマホ画面を20分間表示し続けたり、GPSで位置計測を3分間使い続けたりする電力よりも少ない。24時間計測し続けた場合の消費電力は、フル充電されたバッテリの2%未満とのデータが得られている(Samsung Galaxy S4 で計測)。

アプリ上では他のユーザとも情報共有が可能で、誰がどれだけ歩いたか、結果によっては、バーチャルにハイタッチをして、運動の成果を互いに激励し合うこともできる。前出のダイエット・コーチ・アプリと連動するほか、Facebook や Google+ 経由で達成記録を友人と共有することも可能だ。

noomwalk_screenshots

毎日30分間歩けば、糖尿病、がん、心臓病など成人病のリスクを下げ、歩数計を使うことで、人は運動量を約27%アップさせるとの調査結果も得られている。もし手元に Android 端末があるなら、Noom Walk をダウンロードして今日から使ってみることにしよう。Noom では今後、他のウエアラブル・デバイスとの連携にも積極的に取り組んで行きたいということなので、話題の Google Glass などとの接続も期待したいところだ。

Noom Walk は今回の正式リリースに先立って、約半年に渡りベータテストが実施され、これまでに総計約4千万歩を計測している。

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