元ウノウ/Zynga Japanの山田進太郎氏が新プロジェクト「メルカリ」公開ーーゲームの次に彼が選んだのはなんと「フリマアプリ」

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2013.7.2

創業したウノウを2010年8月にZyngaへ売却、2012年1月に突然の退職を発表した日本のシリアルアントレプレナー、山田進太郎氏。世界一周の旅を終えて、2013年2月に新会社「コウゾウ」を設立していたが、その新プロジェクトがようやく公開された。

彼がゲームの次に選んだのは「フリマアプリ」だ。

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コウゾウは7月2日、フリマアプリ「メルカリ」のAndroid版アプリを公開した。メルカリはスマートフォンのカメラを使って自分の売りたい商品を出品し、売買ができるマーケットプレースサービス。スマホで売買が完結するタイプで、購入ユーザーはクレジットカード、コンビニ、銀行ATMなどの決済手段が利用できる。なお、iPhone版アプリについては数週間以内に公開としている。

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販売時には10%の手数料、購入時にはコンビニ、ATM手数料として100円が発生するが、それ以外の会員費や出品料、クレジットカード手数料などはかからない。現在はリリースキャンペーンということで全ての手数料が無料で利用できる。また完全なC2C(ユーザー間取引)では商品や金銭の授受にトラブルが予想されるが、メルカリではそれを防ぐため一度事務局を通じての売買取引のシステムを採用している。

ちなみにここ最近立上がった同様のサービスには女性限定のフリル、オークション形式のパシャオク、古着のLISTORなどがあり、まだこれからも新規参入が予想される激戦区だ。山田氏に競合との差別化について聞いたら、まだ確実な一番手がない市場だと返してくれた。

「すごく普及しているサービスがないので、メルカリは『スマホで簡単に売ったり、安全に買ったりできるんですよ』ってことをアピールしていきたいですね。かなり素晴らしい開発チームで作ることができているので、現時点ではまだまだな部分もあるとは思いますが、使い勝手にはご期待ください」(山田氏)。

また、数値的な目標については特に設定していないものの、ヤフオク!は月に500億円、eBayで6000億円のほどの流通額があり、最終的にはその規模感を目指したいとのことだった。

あと、やはりゲームからマーケットプレースに興味を示した理由についても聞いたが、彼のミッション自体はウノウの時と変わっていないらしい。

「取組みの範囲はC2C(個人間取引)と大きく捉えています。個人間取引というのはインターネットが切り拓いた大きな可能性のひとつなので、この分野でイノベーションを起こしたいですね。

コウゾウのミッションはウノウのときと同じく『世界で使われるインターネット・サービスを創る』ことで、当時はモバイルゲームであり、今はそれがフリマアプリだったということです」(山田)。

山田氏はエンジェル投資家としての顔も持ち合わせる1977世代。日本が生んだ新しいタイプの連続起業家として、彼の新プロジェクトがどう動くのか追いかけたい。

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