フィリピンの通勤者・ドライバー必須のリアルタイム交通アプリ4選

by Tech in Asia Tech in Asia on 2013.8.6

フィリピンの交通事情は問題を多く抱えている。フィリピン当局は公共・民営の交通機関に対して何らかの規制を適用し、主要道路における渋滞の緩和に取り組んでいるところだ。

だがこの問題は解決に至っていない。そこで注目したいアプリの登場だ。これら4つのアプリは各交通機関の利用者や車のドライバーたちがマニラ首都圏の交通網を自由に移動できるよう一役買っている。

MMDA Traffic Navigtor

MMDA Traffic Navigtor

The Metro Manila Development Authority(MMDA)は、首都の交通を管轄する政府機関だ。だから必要なときに交通状況を知らせるアプリを提供するのはもちろんのことだ。オンラインポータルニュースのInterAksyonと提携し、MMDA Traffic Navigatorを開発した。

2011年にローンチされた同アプリはAndroidおよびiOSで利用可能で、ユーザは首都圏の主要道路の交通状況にアクセスできる。システムビュー、ラインビューといった様々な表示があり、渋滞のレベルを軽度、中度、重度で示すインジケータも備えている。同アプリとは別に、交通状況をユーザが実況するMMDA Traffic Mirrorサイトも最近ローンチした。

Waze

Waze

Wazeは異なるアプローチで交通情報をお届けしている。クラウドソーシングを利用して情報を収集解析しているためこれはソーシャル交通アプリとしても知られている。休日の交通渋滞時にインドネシアでどのようにWazeが使用されたか以前記事で取り上げた。Wazeはフィリピンでもトラクションを獲得している。アプリ分析サイトDistimoによると、過去3ヶ月間のフィリピンで最もダウンロードされたアプリランキングにおいて同アプリが2位にランクインした。

Wazeはイスラエル拠点のスタートアップによって開発された。つい先日Mobile World Congress 2013で最高のモバイルアプリに選ばれた。これに伴い、Googleによりおよそ10億米ドルで買収された

TrafficDito

TrafficDito

TrafficDitoはiOSで利用可能なクラウドソーシング系のモバイルアプリであることからWazeと似ている。同アプリはフィリピン人開発者チームによって作られ、フィリピンの交通情報を提供することに特化している。私たちは以前、同アプリが2011年にiOS版をローンチした際どのようにして国内における交通渋滞に対処するのかを記事で取り上げた

他のアプリと同様、同アプリは地図上の道路に色を付けて、渋滞の状況を軽度、中度、重度の3段階で示している。この機能に加え、同アプリの開発者によると、フィリピン人はソーシャルメディアのサイトを通して渋滞状況を投稿することが多いという。

なので、アプリは利用者が渋滞状況を報告できる形式で作られ、「ストリーム」という共有の掲示板で情報を探し出せるようになっている。投稿されていく状況だけでなく、同アプリは情報源としてTwitterも利用しており、Twitterには3時間前までのフィリピンでの渋滞に関連するすべてのストリームが記載されている。

MRTtrackr

MRTtrackr

道路交通状況のガイドアプリ以外にMRTtrackrがある。2012年にローンチした電車の利用者を案内するAndroid向けアプリだ。フィリピンの首都にはMRT、LRT-1、そしてLRT-2の3本の路線がある。アプリはユーザに1番近い駅を案内し駅に到着すると知らせてくれる。また、次の電車が来るまでにかかる時間も教えてくれるのだ。

マニラの電車は日常的に大混雑している。シンガポールや香港よりも混雑度が高い。そこで同アプリは各停車駅の混雑状況のおおよその見当をつけてくれる。そのため同アプリはGoogle Global Android DevCamp ManilaのGlobe Choice Awardを2012年に受賞した。

もちろん、常に正確であるわけではないので複数のアプリからの情報を補い合うことで道路状況を大まかに把握することができる。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】